[衆院選Q&A]比例選の仕組みは?…全465議席のうち176議席、各党の名簿順に当選

 Q 衆院選の比例選の仕組みは。

 A 全国11ブロックごとに行う比例選で、衆院の全465議席のうち176議席が決まる。ブロック別の定数は、北海道8、東北12、北関東19、南関東23、東京19、北陸信越10、東海21、近畿28、中国10、四国6、九州20。有権者は投票用紙に政党名を書く。

 Q 政党の獲得議席はどう決まるのか。

 A 各党が獲得した票を「ドント方式」と呼ばれる手法で議席数に換算する。まず、それぞれの党の得票数を1で割り、2で割り……と1から順に整数で割り算していき、全党の計算結果(商)を大きい順に並べる。上位から定数の枠内に入っている商の個数が、その党に割り振られる議席数となる。

 Q 当選者の決め方は。

 A 各党が作成した候補者名簿の1位から順に当選者となる。小選挙区選と重複して比例選に立候補した人は、小選挙区選で敗北した場合のみ比例選での当選資格を得る。重複立候補者は同一順位になることが多い。同一順位内では、小選挙区選で当選者の何%の票を取ったかの値である「惜敗率」が高い人から順に当選する。

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