[衆院選Q&A]仕組みは?…候補者と政党、それぞれ選ぶ

 Q 衆院選の仕組みは。

 A 一つの選挙区から1人を選ぶ小選挙区選(定数289)と、政党を選ぶ比例選(定数176)を同時に行う「小選挙区比例代表並立制」で行われる。投票所では投票用紙が2枚渡され、小選挙区選では候補者名を、比例選は政党名を記入する。1996年衆院選から導入され、今回で10回目となる。

 Q 当選者の決め方は。

 A 小選挙区選では、その選挙区の立候補者のうち、最も多くの票を獲得した候補者が当選する。比例選では、各政党に対し、得票に応じた獲得議席数が割り振られる。獲得議席数の枠内で、党が事前に提出した比例選候補者の名簿の順位に基づき、上位から順に当選者が決まる。

 Q 「復活当選」とは。

 A 国政政党の候補者は、小選挙区選と比例選の双方に重複して立候補することが可能だ。小選挙区で敗北しても、比例選の方で当選すれば議員になることができる。小選挙区選で敗北候補に票を投じた民意を一定程度、国政に反映させるのが制度の狙いの一つだが、一度敗れた候補が当選することには、「敗者復活だ」として批判的な意見もある。

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