女性候補314人、割合も23・36%…いずれも過去最高

 読売新聞社の調べでは、今回の衆院選立候補者1344人のうち、女性候補者は314人となり、初めて300人を超え、過去最多となったことが分かった。候補者に占める女性の割合も23・36%で過去最高を記録した。

 これまでは女性候補者の擁立は2009年の229人が最も多かったが、大幅に上回った。野党共闘が一部にとどまり、各党が独自の候補を立てる選挙区が増えたことや、自民党が政治資金問題で前議員らを比例名簿に登載せず、女性や若者に変更したことなどが影響した。政党別では共産党が88人で最も多く、自民が55人、立憲民主党が53人と続いた。

 ただ、衆院選候補者に占める女性比率を25年までに35%にすると掲げた政府の目標は今回も達成されず、候補者に一定数の女性を割り当てる「クオータ制」の導入を求める声が高まる可能性がある。

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