非公認の見通しの自民・高木毅氏、無所属でも出馬の意向…「一から出直す気持ちで頑張りたい」

 自民党総裁の石破首相が、党派閥の政治資金規正法違反事件に関係して処分した議員の一部を次期衆院選で公認しない方針を示した6日、非公認となる見通しとなった福井2区の高木毅・衆院議員(68)が福井県敦賀市内で報道陣の取材に応じ、無所属でも出馬する意向を明らかにした。

報道陣の取材に応じる高木氏(敦賀市で)

 高木氏はこの日、「まだ党から何かを聞いたわけではないが、(非公認の)発言を総裁がしたという報道は聞いている。重く受け止める」と述べた。

 15日公示、27日投開票の衆院選には「ぜひとも立候補させていただきたいと思っている」と話すとともに、「他の党から出るということはない」と述べ、無所属でも出馬する意向を示した。

 非公認とする党の方針に対しては「大変厳しい判断をいただいた。もともと我々の政治資金のことで政治不信を招いたことが大きな原因。謙虚に受け止め、しっかりと初心に返って襟を正し、一から出直す気持ちで反省しながら政治活動を頑張りたい」と語った。

 高木氏は4月に党から党員資格停止6か月の処分を受け、今月3日に処分期間が終了。関係者によると、4日、党の選挙区支部長に復帰したという。

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