石破首相「事務的なミス」「確認漏れがあった」…自身のグループでパーティー収入の過少記載

　石破首相は７日午前、自身を中心とするグループ「水月会」の政治資金パーティー収入が過少に記載されているとの指摘を受けたことについて「事務的なミスだった」と説明した。その上で、すでに政治資金収支報告書の修正の手続きを終えたことを明らかにした。首相官邸で記者団に語った。

記者団の質問に答える石破首相（７日午前、首相官邸で）＝川口正峰撮影

　水月会は２０１９～２１年の政治資金収支報告書で、東京都港区の政治団体「健康保険政治連盟」からのパーティー収入を計８０万円少なく記載していたとして、東京地検に告発状が提出されていた。

　首相は、同団体が複数の議員を通してパーティー券を購入し、合計額が収支報告書に記載が必要な２０万円を超過していたが、「事務局側で確認漏れがあった。いずれにしても好ましいことではないので、厳粛に受け止めている」と語った。

　水月会は９月に政治団体としての解散届を総務省に提出している。