旧石破派のパーティー収入、22万円不記載新たに判明　報告書訂正へ

　石破茂首相が代表を務めていた自民党派閥「水月会」（旧石破派）が2020年に開いた政治資金パーティーの収入のうち、政治資金収支報告書への記載が義務づけられている22万円を記載していなかったことが新たにわかった。

　石破氏は10日、朝日新聞の取材に事務所を通じて書面で「複数支払いの名寄せができず、結果として20万円超の明細の記載を欠くことになった」と説明し、収支報告書を訂正する意向を示した。

　石破派をめぐっては、19～21年のパーティーの収入のうち、計80万円分を記載していなかったことが今月判明。石破氏は「事務的ミス」だとし、8日の国会で「他に訂正すべき事項について、これまでのところ把握していない」と説明していた。