「役職希望アンケート」したけれど、自民の副大臣新任は2人だけ…旧安倍派は引き続きゼロ

 政府は3日の臨時閣議で副大臣26人と政務官28人の人事を決めた。自民党の新任は前任者の入閣に伴う副大臣2人だけで、公明党の副大臣、政務官各3人は交代した。衆院選が間近なことを踏まえ、大半が再任される異例の人事となった。

石破首相(2日)

 赤沢経済再生相の後任の財務副大臣に斎藤洋明衆院議員(麻生派)、阿部文部科学相の後任の文科副大臣には武部新衆院議員(旧二階派)が起用された。

 自民の副大臣の内訳は、旧岸田派6人、麻生派5人、旧茂木派4人、旧二階派2人、旧森山派1人、無派閥5人で、旧安倍派は引き続きゼロだった。副大臣と政務官の女性起用は1人ずつで、石破内閣の政務三役は女性が4人にとどまった。

 自民は今回、党所属の全衆院議員に「役職希望アンケート」をオンラインで行ったが、結果の反映は見送られた。衆院選後に顔ぶれを変更する可能性がある。

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