中村喜四郎・衆院議員、政界引退を表明…当選回数15回で「75歳になり辞めるべきだと確信」

 立憲民主党の中村喜四郎衆院議員(75)(比例北関東)が24日、茨城県庁で記者会見し、次期衆院選に立候補せず、今期限りで政界を引退することを表明した。後継候補については「後援会の意向に従う」と述べ、自身が指名しない考えを示した。中村氏は現職の国会議員では小沢一郎衆院議員(比例東北)の当選18回に次ぐ15回。

政界引退を表明した中村氏(24日、茨城県庁で)

 中村氏は会見で、8月末に政界引退を決意したと明かした。理由について「今の政治に国民が強い怒りを感じており、次の解散で与野党伯仲が見えてきた。75歳という年齢になり、心身ともに健康なうちに政治家を辞めるべきだと確信した」と説明した。

引退を決意した理由を語る中村氏(24日、茨城県庁で)

 中村氏は1976年の衆院選で初当選。自民党に長く所属し、科学技術庁長官、建設相などを歴任した。94年にゼネコン汚職事件で逮捕され、2003年に実刑判決が確定して失職したが、05年に無所属で返り咲いた。

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