林幹雄・元経済産業相、今期限りで引退の意向…二階俊博・元幹事長の側近

林幹雄・元経済産業相

　自民党の林幹雄・元経済産業相（７７）（衆院千葉１０区、当選１０回）が、次期衆院選に立候補せず、今期限りで引退する意向を固めたことがわかった。１７日に正式発表する見込みだ。林氏は既に衆院選不出馬を表明している二階俊博・元幹事長の側近として知られる。

　林氏が１５日、地元の千葉県銚子市で開いた後援会会合で支援者らに伝えた。千葉１０区の後継については公募を含めて県連と党本部に対応を委ねる考えを示したという。

記者会見する自民党の二階俊博・元幹事長（右）と林幹雄・元幹事長代理（３月、自民党本部で）

　林氏は１９９３年に初当選。運輸政務次官や国土交通副大臣を歴任し、第３次安倍改造内閣で経産相を務めた。安倍、菅両政権で幹事長を務めた二階氏を幹事長代理として支えた。