石破総理“肝いり”の「アジア版NATO」構想の必要性などを議論 自民党が初会合

石破総理が提唱する「アジア版NATO」構想の必要性などをめぐり、自民党が初会合を開きました。

自民党 小野寺五典政調会長
「この問題についてはやはり一朝一夕でできるような課題ではありません。しっかり議論を積み上げていくということが、まずは大切かと思っております」

石破総理が提唱するアジア地域の新たな多国間安全保障体制=「アジア版NATO」は、インド太平洋地域で軍事活動を活発化させる中国などを念頭に、集団安全保障体制の実現を目指すものです。

自民党はきょう(28日)、石破総理の指示を受けた特命委員会を設置し、▼東アジア地域の安全保障のあり方や、▼トランプ政権が発足することを踏まえた日本の立ち位置などを議論しました。

「今後どのような枠組みや議論が必要か検討していく」としています。

「アジア版NATO」をめぐっては、▼憲法との整合性や、▼大国間の対立に巻き込まれることへの懸念などから、国内外から慎重な意見が相次いでいて、実現への先行きは不透明な状況です。

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