「石破新総裁は本来の自民党」「防災省に期待」 面識あるインターアクト・ジャパン帯野会長

資料の翻訳や国際会議での通訳などを手掛けるインターアクト・ジャパン(大阪市)の創業者で、政府の会合などを通じて政界に人脈のある帯野久美子会長は、平成21年に自民党が下野したときから石破氏と面識があり、総裁選出について「ときは巡るものだと思う」と感慨を語った。

旧民主党への政権交代の際、「自民党はどうなるのか」と問うた帯野氏に、石破氏は「もう一回、自民党の精神を取り戻さないといけない」と語ったという。「国民に寄り添い、政権を着実に実行するのが自民党。寒い日にも街頭演説に出る石破さんに本来の自民党を感じた」。

石破氏は、帯野氏が活動していた関西経済同友会の招きで、関西にも講演などでたびたび訪れたという。総裁選の結果に「候補のうちでもバランスの取れた人物で、(日本にとって)よかったのでは」と話す。

石破氏が精通する安全保障問題などに加えて、能登半島での地震・水害を踏まえ、石破氏が掲げる災害対応や事前防災を一元的に担う「防災省」の新設に注目。「河川などのインフラの維持管理に、国としてもっとしっかり取り組んでほしい」と期待を寄せる。(牛島要平)

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