自民・林幹雄氏 政界引退のコメント発表 「今後は党派を離れ、日本の地域創生を応援」

次期衆院選への不出馬を表明した自民党の林幹雄元経済産業相(77、衆院千葉10区)が17日、政界引退するにあたり、事務所を通じ、コメントを発表した。全文は以下の通り。

「平成5年施行された第40回衆議院議員総選挙に自由民主党公認候補として旧千葉2区から立候補し、初当選をさせていただき、以後、10期連続当選を果たさせていただき、31年間、地元のため、千葉県のため、そして日本国のため粉骨砕身、身を捧(ささ)げ国家国民のために働いてまいりましたが、気が付けば喜寿を迎えました。そこで、議員生活はここで一区切りとし、今後は、党派を離れた立場から日本の地域創生を応援していくことを考え、今期をもって衆議院議員を引退することとしました」

「後継については、県連と党本部にお任せしました。この31年間、政府にあっては、小泉内閣では国土交通副大臣、福田康夫内閣とこれに続く麻生内閣では国家公安委員長と内閣府特命担当大臣、そして、安倍内閣では経済産業大臣に任命されました。国会にあっては、衆議院国土交通委員長や議院運営委員長を務め、自民党では幹事長代理や地方創生実行統合本部長など、党の基幹に関わる役職を拝命し、本当に充実した議員生活を送ることができました」

「これもひとえに、わが党に対する厳しい批判があるときも一心に支えていただいてきた地元のみなさんのおかげであります。また、秘書や事務所スタッフにも恵まれ、地元や業界の陳情や相談を聞き取り、丁寧に対応してくれるなど、私の政治活動を精力的に支えてくれました。そして、何よりも私の分身として日々頑張ってくれた妻や家族の支えがあって、衆議院10期の務めを果たすことができたと心から感謝していま

す」

「長い議員生活の中で、地方創生や国土強靭(きょうじん)化を進めてきました。自由民主党成田国際空港促進議員連盟の会長代理として今日まで取り組んでまいりました 現在は第3滑走路の建設に着手しております。大変充実した31年間でした。報道機関の方々にもお世話になりました。本当にありがとうございました」

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