シドニー五輪銀メダルの中村真衣氏擁立を内定 来夏の参院選で自民新潟県連

来夏の参院選新潟選挙区(改選数1)の候補者を公募していた自民党新潟県連は14日、新潟市内で選挙対策委員会を開き、元競泳選手で2000年シドニー五輪銀メダリストの中村真衣氏(45)の擁立を内定した。20日の県連総務会で正式決定する。

最終選考の段階で、委員の一部に県連会長の佐藤信秋参院議員(76)=比例代表、3期目=を推す声もあって紛糾したが、佐藤氏が13日に応募を撤回したため、中村氏でまとまった。佐藤氏は「誰が自民党総裁になっても解散総選挙は近いと思われる。(衆院選で)良い態勢を組むことに専念する」という。

県連各支部への意向調査では128支部中64支部が中村氏を挙げていた。ところが今月6日の選対委では、実績や功績をもとに佐藤氏を推す意見が出てまとまらず、最終結論を今回の選対委に先送りしていた。

岩村良一幹事長は「中村氏の選考について今日は異論が出ず、一丸となって戦っていく態勢ができ上がった」と語った。

参院選新潟選挙区には、立憲民主党の現職の打越さく良参院議員(56)が立候補を予定している。

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