上川陽子氏「戦火訪れ私以外できない決断」 漫画などコンテンツ大国実現へ 総裁選演説会

自民党総裁選(27日投開票)に立候補した9氏が12日に臨んだ所見発表演説会で、上川陽子外相(71)は「戦火のウクライナ、イスラエル、パレスチナ、あらゆる厳しい現場を訪れ、その場に立ち、厳しい決断をした。私以外にできない大変重い決断もあった」と振り返り、「困難な状況でも決断した私だからこそ、覚悟をもってこの困難に立ち向かうことができる」とアピールした。

上川氏は「コンテンツメディア大国の実現」を掲げ、「アニメや漫画、ドラマ、文字活字やメディア文化、公文書、アートの保護を国家戦略の柱に据え、産業や文化、国際交流などの政策をかけ合わせ、世界トップの支援体制を構築する」と強調し、クリエイターらの処遇改善に力点を置くとした。

上川氏は文化や、水の循環、SDGs(持続可能な開発目標)に関わるソフトパワーを挙げて、「首相になれば今まで以上に経済を強靱(きょうじん)にし、同時に日本の可能性を切り開いていく」と語った。


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