維新・馬場代表「万策尽きた」 国民民主・玉木代表「四面楚歌」 党首討論で政権に攻勢  今週の野党

選挙戦略や党運営、重要政策を巡る方針と、さまざまな懸案に関する野党幹部らの発言を採録した「今週の野党」をお届けします。

政権交代を

立憲民主党・泉健太代表

現実路線で政権運営をしていきたい。外交も安全保障も経済もそうだ。自民党のような裏金体質を抱えてしまっている政治よりも、誠実な政治が必ずできる。ぜひとも政権交代をさせていただきたい。

(19日の党首討論、岸田文雄首相に衆院解散を迫って)

巨大な壁

立憲民主党・枝野幸男前代表

相手は現職だ。簡単な選挙ではない。一票一票の積み重ねがなければ巨大な壁を打ち破ることはできない。

(20日の街頭演説会、東京都知事選で党が支援する新人候補への応援演説で)

バトン渡して

日本維新の会・馬場伸幸代表

自民党の議員と話し合いをしたら、総理の不平不満だらけだ。万策が尽きている。もはやこれまで。内閣総辞職し、責任を持って仕事ができる総理にバトンを渡してほしい。

(19日の党首討論、岸田文雄首相に内閣総辞職を要求して)

覚悟を持たねば

日本維新の会・遠藤敬国対委員長

トップが本気を出してやってくれないと始まらない。中途半端な思いでなく、やるという覚悟を持たないと、国会全体でやるという雰囲気が出てこない。ああいう答弁では仕方ない。

(21日に記者団に、旧文書通信交通滞在費の改革に関する岸田文雄首相の国会答弁について)

価値観の押し付け

共産党・田村智子委員長

キャリア断絶、煩雑な手続きなどの不利益を女性が受けている。これが日本の現実だ。家族の一体感に関わるという捉え方をすること自体が、特定の価値観の押し付けにほかならない。

(19日の党首討論、選択的夫婦別姓に関する見解を岸田文雄首相に尋ねて)

自民党からも…

国民民主党・玉木雄一郎代表

四面楚歌ではないか。野党の協力が得られない。自民党の中からも総理の責任を問うような声が公然と出てきている。国民の信頼も地に落ちている。

(19日の党首討論、岸田文雄首相の政権運営を巡り)

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