岸田文雄首相、7月に訪独へ 経済安保強化や中国の過剰生産問題などショルツ首相と協議

岸田文雄首相は7月にドイツを訪問し、ショルツ首相と首脳会談を行う方向で調整に入った。18日、複数の政府関係者が明らかにした。半導体や重要物資のサプライチェーン(供給網)構築など経済安全保障分野でのさらなる連携について意見を交わす。日米欧が警戒を強める中国の過剰生産問題やロシアによるウクライナ侵略に関しても協議するとみられる。

日独両政府は昨年3月、両首脳と主要閣僚が参加する「政府間協議」の初会合を東京で開き、中国を念頭に経済安保の協力強化で一致した。今回の首相の訪独で2国間関係を一層強化したい考えだ。

首相は7月に米ワシントンで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席も検討しており、その後に訪独する見通しだ。

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