維新・吉村氏「よく考えたい」=代表選、馬場氏不出馬

日本維新の会代表選(17日告示、12月1日投開票)で、馬場伸幸代表は衆院選の議席減を受けて不出馬を表明した。今後は待望論が根強い吉村洋文共同代表(大阪府知事)を中心に後継者探しが本格化する。吉村氏は7日、訪問先の札幌市で記者団に「よくよく考えて決めたい」と述べた。
馬場氏は6日夜、自身のX(旧ツイッター)に「今般の衆院選結果を受け『出馬しない』ことを決意した」と投稿した。7日午後には関西テレビの番組で、「負けたと言わざるを得ない。最高責任者が責任を取るのは当たり前だ」と述べ、不出馬の理由を説明した。
衆院選で維新は38議席で公示前から5議席減となった。比例代表の得票も前回2021年と比べ、大幅に減らした。このため党内からは「大惨敗の責任を取って辞意を表すべきだ」(浅田均参院会長)などと、馬場氏の退任を求める声が出ていた。
衆院選敗北について、同党幹部から発言が相次いだ。藤田文武幹事長は7日の記者会見で「責任を感じる」と述べ、自身の代表選出馬や新代表の下での執行部入りを否定。吉村氏は記者団に「(責任は)僕にもある、共同代表だから」と語った。


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