自民・立憲が党首会談 野田氏、政策活動費の廃止などを要求

会談に臨む石破茂首相(中央右)と立憲民主党の野田佳彦代表(同左)ら=2024年11月11日午前9時45分、国会内、岩下毅撮影

 石破茂首相(自民党総裁)は11日午前、立憲民主党の野田佳彦代表と国会内で会談した。首相は衆院選での自公過半数割れを受け、野田氏に国会運営への協力を要請。野田氏は「熟議と公開を旨とする新しい国会をつくっていこうと思っている」と述べ、「政治とカネ」の問題の再発防止に向け企業・団体献金の禁止や政策活動費の廃止などを求めた。

 野田氏によると、首相は会談で「政治に対する信頼を早く取り戻さなければいけない。年内に与野党が一致できるように努力していきたい」と発言。政策活動費や調査研究広報滞在費(旧文通費)に言及したという。

 野田氏は企業・団体献金の禁止や政策活動費の廃止に加え、政治資金面での世襲の制限も訴えた。野党としての案をまとめ、年末の臨時国会で提出を目指す考えを伝えた。

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