山本拓元衆院議員、福井2区で出馬の意向 高木氏の非公認見込みで

福井県

 次期衆院選をめぐり、自民党の元衆院議員・山本拓氏(72)が福井2区から立候補する意向を固めたことがわかった。山本氏は7日、朝日新聞の取材に「自民党の元国会議員として選択肢を提示するのが私の役割だ」と述べた。自民党の公認を得たいとしているが、公認されない場合も無所属で出馬する意向という。

 山本氏は取材に「現職の高木毅氏が非公認になることがわかった。党員から『このまま(選挙に)突入すると、誰を応援すればいいのか』という声を聞いた。保守系の受け皿として立候補する」と話した。

 山本氏は鯖江市出身。県議を経て衆院議員を8期務めた。県内の選挙区が3から2に削減された後の2014年の衆院選で、党本部の調整により旧3区だった敦賀市出身の高木氏に2区を譲り、自身は比例単独での立候補に回った。近く会見を開いて正式に立候補を表明するという。

 2区ではこれまでに、立憲の辻英之氏(54)と共産の小柳茂臣氏(70)の新顔2人が立候補する意向を表明。県議の斉木武志氏(50)も8日にも立候補を正式表明する。(佐藤常敬、永井啓子)

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