裏金で役職停止の杉田水脈氏を衆院比例中国で公認申請 自民山口県連
自民党山口県連は7日、次期衆院選の比例中国ブロックの単独候補として、同ブロックの杉田水脈衆院議員を擁立することを決め、党本部に公認申請した。杉田氏は派閥の裏金事件で計1564万円の不記載があり、党から役職停止6カ月の処分を受けた。
石破茂首相は6日、裏金事件で党内処分を受けた一部議員について条件付きで非公認とする方針を示している。杉田氏が公認されるかは、党本部が近く判断する。
杉田氏の公認推薦は、7日の選挙対策委員会で決まった。友田有幹事長は選対後、党本部から女性候補を申請するように要望を受けていたことを明かしたうえで、杉田氏については「本人の希望もあり、決定した」と記者団に説明した。
小選挙区は、1区高村正大氏、2区岸信千世氏、3区林芳正氏を公認申請した。いずれも現職。一方、「10増10減」に伴う定数減で比例に転出する見通しだった山口旧4区の吉田真次氏は、今回の申請には含まれていない。友田氏は「(吉田氏の)意思確認が取れていない」と説明している。(大室一也)
10/07 18:20
朝日新聞社