県議会で不信任案提出へ 議会前に兵庫知事「結果見て判断したい」

兵庫県の定例県議会を前に報道陣の取材に応じる斎藤元彦知事(右)=2024年9月19日午前10時5分、県庁、島脇健史撮影

 兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題で、県議会の全会派・全議員は9月定例議会開会日の19日、斎藤氏への不信任決議案を提案する。決議案は同日中に可決、成立が確実な情勢で、斎藤氏は議会解散か失職かの選択を迫られる。

 兵庫県議会の本会議開会を前に、県庁に登庁した斎藤元彦知事が報道陣の取材に応じた。県議会の全会派・全議員が共同提出する予定の不信任決議案について、「結果を見て判断したい。法律の規定に沿って、どのような判断をすべきか様々な選択肢を考えたい」と話した。

 議会を解散して自らは続投する選択も排除しないかと報道陣に問われると、「私の思いはしっかり改革を進めていくこと。3年前に(知事選で)4年間しっかりやってほしいと負託を受けた」と述べるにとどめた。判断の時期については、「大変重い議決ですから、私にとっても県政にとっても大事な判断になりますので。タイミングも含めてしっかり熟慮していきたい」と語った。

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