ろれつ回らず運転するドラレコ映像に「人のすることではなく恥ずかしい」 飲酒して危険運転傷害の罪に問われた元会社社長

酒を飲んだ状態で乗用車を運転し、車3台が絡む事故を起こした元会社社長の男の初公判が開かれ、検察は懲役2年を求刑しました。

CBC

起訴状などによりますと、名古屋市瑞穂区に住む温泉施設運営会社の元社長、大村寿男(おおむら ひさお)被告(53)はことし1月、酒を飲んだ状態で車を運転し、名東区一社東の交差点に、赤信号で時速120キロから150キロで進入して車3台が絡む事故を起こし、40代の男性に打撲などのけがをさせた危険運転傷害の罪に問われています。

4月16日、名古屋地裁で開かれた初公判で大村被告は、「間違いございません」と起訴内容を認めました。

法廷では事故の直前、大村被告が笑い声を上げて、ろれつの回らない状態で運転する様子を映したドライブレコーダーが公開され、映像を見た大村被告は時折、額をぬぐい「人のすることではなく恥ずかしい。自分だと信じたくない」と話しました。

検察側は、大村被告が、事故直後に基準値の5倍を上回るアルコール値を記録したことや、赤信号の無視などの悪質性を指摘し、懲役2年を求刑しました。

一方、弁護側は、会社の社長職を辞任したことや、被害者との示談が成立していることなどを主張し執行猶予付きの判決を求めました。

判決は4月25日に言い渡されます。
 

ジャンルで探す