「親なら当然だよ」料理に洗濯…手術後のドラゴンズ梅津晃大投手(27)を支えた“父とのかけがえのない時間”

(若狭敬一キャスター)
「若狭のマイドラ~あなたもファンになりませんか?」の時間がやってきました。ドラゴンズにあまり興味のない方も、このコーナーをきっかけにやがて「マイドラゴンズ」と言ってもらえるくらい好きになってもらおうというコーナーです。

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今週のテーマは「○○にハマっています」ということで、ドラゴンズのピッチャー陣のハマっているものに注目です。15日は梅津晃大投手(27)です。梅津投手は元々東北は福島県の出身で、実家は今仙台にあるんですが、去年1177日ぶりに勝利しました。おととし右肘の手術をして、去年3年ぶりの復活登板だったんですよね。

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“ドラ女”がメロメロ、“竜の大谷翔平”ということで、梅津投手自身が大谷翔平選手に憧れていて、ピッチングスタイルも似ているんですね。とにかくイケメンで女性ファンも多い。ただ、去年ご結婚されております。

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(柳沢彩美アナウンサー)
「ただ」とかいいです!嬉しいことです。おめでとうございます。

(若狭キャスター)
そんな梅津投手は何にハマっているのか、こちらです。

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(ドラゴンズ 梅津晃大投手)
Q好きなもの、はまってるものは何ですか?
「最近は“お香”を焚くことにハマっています」
Qどんなきっかけで?
「結婚してから妻がお香とか、香りをすごく楽しんでいて、それを一緒に楽しんでいます」
Qどんな香りが好きなんですか?
「ウッド系の、ちょっと落ち着いた香りをよく焚いたりしています」
Qいつ焚くんですか?
「寝る前ですかね。寝る前1時間、2時間前くらい焚いて寝ます」

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今回はなんと、スタジオに梅津投手が実際にご自宅で使っている、お香を用意しました。千葉県の会社、アポテーケ フレグランスというところの「INCENSE STICKS(Driftwood)」(25本入り2200円)です。 お香にはまっていて、この会社の代表は大のドラゴンズファンということで、ご用意した香りは、ドリフトウッドというウッド系の香りです。1本でおよそ100分持つということなんですね。

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名古屋でも2店舗あるということで、ちょっと私もスタジオで焚いてみましょうか。テレビで最も伝わらないのが“香り”と言われておりますけれども…甘いね、意外と。ウッディ、確かに木の感じもありますが、ヒノキとか、スギとか、そういう感じじゃなくて、ちょっとおこげの香り&甘いですね…全然伝わってないでしょう?

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(柳沢アナウンサー)
若狭さんの表情がね、ちょっと邪魔しているんじゃない?あの、とてもいい香りですよ。ステキな香りだと思う。若狭さん、邪魔してる邪魔してる…

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それでは、そんなお香にハマっている梅津投手も投げました。週末のドラゴンズ戦をご覧いただきましょう。

去年の王者タイガース相手に…1勝1敗1分でがっちり首位キープ!

まずは12日金曜日です。名古屋市緑区出身の大島洋平選手(38)が守備で魅せます。かつて緑区のアピタで鬼ごっこをして鍛えた俊足を生かし、見事なスライディングキャッチ。

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投げては、私、若狭のランチ友だちの柳裕也投手(29)が7回無失点の好投。2対2の引き分けでした。

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13日土曜日。同点に追いついた6回、ノーアウト満塁で木下拓哉選手(32)の“炙りサーモンバジルチーズトーク”を後ろから見ていた宇佐美真吾選手(30)。俺も好きだ!と言わんばかりの勝ち越しタイムリー、鮮やかな逆転勝利で6連勝です。

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梅津投手の両親が仙台からバンテリンドームへ…父子の秘話とは?

14日日曜日は、お香にハマっている梅津投手が先発。ほとばしる汗も爽やかなウッド系の香りがしそうな右腕ですが、14日は鬼気迫る投球でした。実は8年前、脳出血で倒れた、仙台に住むお母さんが初めてバンテリンドームで観戦していたのです。8回は志願の続投で3者連続三振!母に勇姿を見せました。

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14日はお母さんがバンテリンドームに来ていたんですね。お父さんも来ていたんです。ここでちょっとお時間ください。私がご紹介するサイドストーリー。梅津投手の秘話、父の支えということで、一昨年、梅津投手は右肘の手術をしました。ギプスでした。このときは独身で一人暮らしでした。身の回りのことができないということで、「定年したから時間があるよ」と言った父・滋さんが、飛行機で名古屋まで来て、なんと1か月間、身の回りの世話をしました。料理もしました。洗濯もしました。いろんなことをしてくれたんです。

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最後セントレアに父を見送るときに、何もできていない自分のもどかしさ、そしてお父さんに面倒をかけてしまったという申し訳なさから、保安検査場の前で一言だけ「ありがとう」と伝えたそうです。するとお父さんは、荷物を持ってこう答えました。「親なら当然だよ、名古屋生活楽しかったな」ということで、ご結婚しましたので、ひょっとしたらお父さんにとっては、息子と1か月もの間過ごせるのはこのときが最後だったかもしれないということなんですよね。

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手術が与えたこの1か月という時間は、親子にとっては貴重なかけがえのない時間だったかも知れません。

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プロ野球の世界は勝ち負けが大事です。我々も勝ち負けを伝えるんですが、プロ野球選手の前にひとりの人間なので、こういった家族模様もこの「マイドラ」でお伝えしていこうと思っています。

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