「卒論で式子内親王を扱いました」と愛子さま 三重県で和歌の展示に笑顔 子どもたちに駆け寄る場面も

三重県をお一人でご訪問中の天皇皇后両陛下の長女、愛子さまは3月27日、明和町)の斎宮(さいくう)歴史博物館などを視察され、沿道はきのうに引き続き大歓迎ムードになりました。

27日朝、鳥羽市内のホテルを出発された愛子さま。

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午前9時半ごろ、明和町の斎宮歴史博物館に到着されました。

そこには愛子さまをひと目、見ようという多くの人の姿が…

(歓声)
「愛子さま~!」

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愛子さまが、道路の反対側にいた子どもたちに駆け寄り、あいさつされる場面もありました。

斎宮は、伊勢神宮に仕えた女性皇族の宮殿で、館内には愛子さまが大学の卒業論文のテーマにした中世の女流歌人、式子内親王(しょくしないしんのう)の和歌も展示され、愛子さまは「卒論で式子内親王を扱いました」などと笑顔を浮かべられていました。

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愛子さまは続いて、同じ明和町内のいつきのみや歴史体験館もご訪問し、斎王が暮らしていた斎宮(さいくう)が最も栄えた平安時代の歴史や文化に触れられました。

愛子さまのお見送り 近鉄宇治山田駅には大勢の人が

(3月26日 中道陸平記者)
「愛子さまは、この場所から約400メートルほど上った先にある鳥羽国際ホテルに宿泊されています」

26日、愛子さまが宿泊されたのは「鳥羽国際ホテル」。

3月で開業60周年を迎え、25日にリニューアルオープンしたばかりです。

(3月21日 畑中大樹記者)
「今回のリニューアルでは、ソファーなどでくつろげるテラス席ができました。この鳥羽湾の景色を眺めながら、ゆっくりと時間を過ごすことができます」

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最大の魅力は景色。リニューアルにともない新設したテラスは、鳥羽湾を一望できる開放的なつくりで、鳥羽の自然を満喫できます。

(鳥羽国際ホテル 惣明福徳総支配人)
「海と空が一体となるように大パノラミックな空間をつくった」

愛子さまが宿泊された部屋はあきらかにされていませんが、リニューアルした海沿いの客室は、海の景色が見やすいように家具を配置。

また、客室の茶器には四日市市の伝統的な「萬古焼(ばんこやき)」が使われていて、さまざまなところで三重の魅力を感じられます。

26日とかわって快晴になった、27日の鳥羽市。愛子さまはこの絶景をご覧になったのでしょうか。

(27日の宇治山田駅 中道記者)
「愛子さまをお見送りするため、すでに多くの方が集まっています」

27日の近鉄宇治山田駅。

三重での日程を終えられた愛子さまのお見送りに、ここにも大勢の人が集まりました。

(歓声)
「わ~!」

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午後0時半ごろ、愛子さまが到着されると…

(歓声)
「バンザ~イ!」

(名古屋から来た人)
「ずっと(愛子さまを)追っかけてて、4か所目」
(伊勢市の小学5年生)
「また(三重に)来てほしいと思う」
(伊勢市民の女性)
「気を付けて行っていただければ幸い」

愛子さまは笑顔で沿道の人たちに手を振られ、奈良県橿原市の神武天皇陵のご参拝に向け、三重の地を後にされました。

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