教職員から わいせつ行為・セクハラを「受けた」「見た」という回答が109件 教育委員会が生徒にアンケート調査 三重

三重県教育委員会は、教職員から生徒へのわいせつ行為やセクシャル・ハラスメントに関するアンケート調査の結果を発表し、わいせつ行為やセクハラを「受けた」「見た」という回答が109件あったと明らかにしました。

調査は県立高校と特別支援学校、公立中学校の全生徒約8万人を対象に、去年9月から10月にかけて行われました。

調査の結果、わいせつ行為やセクハラを「受けた」「見た」という回答が109件あり「自分自身が被害を受けたことがある」は42件、「他の生徒が被害を受けたところを見た(聞いた)ことがある」が65件、「選択なし」が2件だったということです。

被害を受けた相手は「自校の先生」が最多の77件、中学生への調査では「小学校の先生」も17件ありました。

CBC

被害の内容では「必要もないのに体を触られた」が最も多く、47件となりました。

特定できた生徒には、聞き取りも行われ「部活動の指導中にお尻を触られた」「授業中に男のくせにと発言した」などの事案が確認されていますが、懲戒処分に該当する事案はなかったということです。

教育委員会は回答内容をふまえ、生徒との関わり方を見直す機会を設けるなどの対応を行ったとしています。

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