藤井聡太八冠 棋王戦第3局の勝利で羽生善治九段が持つ大記録「167日」の更新が確実に
(夏目みな美キャスター)
将棋の藤井聡太八冠。棋王の防衛と、タイトル戦21連覇の記録に王手となっているんですね。
(大石邦彦アンカーマン)
そちらが注目されていますけれども、実は3日の勝利によって、あるもう一つの偉大な記録達成が確実になったんです。
羽生九段の大記録「全冠保持期間167日」
それは何か、ですが、順を追って説明します。
まず、いま行われている棋王戦は5番勝負ですから、先に3勝した方が勝ちです。第1局は持将棋(じしょうぎ)という、非常に珍しい“引き分け”となりました。
第2局に勝利し、3日に第3局にも勝利したことによって、たとえ第4局で負けて、第5局で負けても2勝2敗ですよね。となると、第6局があるとすれば、それは27日以降になることになります。「27日」、これ覚えてください。3月27日まで八冠を保持することになります。
実はこれは羽生善治九段の、当時はまだ7つのタイトルだったので「七冠」だったんですが、全冠の保持期間167日を更新して、新記録達成がほぼ確実になったことを意味するんです。
(夏目キャスター)
それが3日、実は決まっていた。
(大石アンカーマン)
そうなんです。ですから藤井さんは、過去最長全冠、全てのタイトルを保持した、すごい棋士ということなんです。
(夏目キャスター)
ご自身で打ち立てた記録を、もうここからはどこまで更新するかというフェーズに入っているわけですね。棋王戦第4局は3月17日に栃木県日光市で開催されます。
03/04 19:46
CBCテレビ