新型コロナの検査キットを最大2倍以上に水増しか　市議会議員の男ら5人を補助金約9億円をだまし取った疑いで逮捕　岐阜・瑞穂市

新型コロナ無料検査の補助金詐欺容疑で逮捕された岐阜県瑞穂市の市議らは、検査キットの単価を最大2倍以上に水増しして請求していたことがわかりました。

瑞穂市の市議・松野貴志容疑者ら5人は、大阪府の新型コロナ無料検査事業で、抗原検査キットの仕入れ費用を水増しするなどして、補助金約9億円をだまし取った疑いで逮捕されました。

警察によりますと検査キットの仕入れ単価は約1210円でしたが、松野容疑者らは最大約2.5倍の2992円だと偽り、水増し請求していたということです。一方、松野市議の逮捕を受け瑞穂市議会では15日朝、全員協議会が開かれ市議16人が出席しました。

（瑞穂市議会・庄田昭人議長）
「瑞穂市議会として、しっかり対応しないといけない。これからの議会対応をお願いしたい」

会議では14日、庄田昭人議長が松野市議の家族から辞職願いを手渡されたことを明らかにしたほか、今後の議会の対応などについて協議されました。