犬型ロボットで空港警備の実証実験 搭載されたカメラで不審者を検知 ルートを解析して自動走行も可能

愛知県常滑市の中部空港にやってきたのはアメリカ生まれの犬型ロボット、その名も「Spot(スポット)」です。

愛知県や日本IBMなどが行った実証実験で、空港の警備にあたりました。

CBC

例えば、滑走路付近で不審者を見つけた場合…。

(Spot)
「ここは立ち入り制限区域です 関係者以外は速やかに立ち退いてください」

360度を見渡せるカメラで人を認識し「Spot」に搭載された人工知能が「異常」だと判断すると、指令室に知らせる仕組みです。

また、手動操作に切り替わると、Spotのスピーカーを通じて注意を呼びかけるなど、会話をすることも可能です。

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「Spot」を開発したのはアメリカのボストン・ダイナミクス社。

搭載された複数のカメラで障害物や走行ルートなどを解析して自動走行も可能。

人が近づけない災害現場のほか、国内では5年ほど前から建築の現場でも利用が始まっています。

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(中部国際空港 空港運用本部 塩田昌弘本部長)
「警備の世界は人手不足の問題が深刻になってくると思いますので、こういうロボットで代わりになれたら」

今回の実証実験で得られたデータをもとに、今後は「ロボットによる警備」の実現を目指していくということです。

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