住民やボランティア、連休最終日も休日返上で片付け 石川・珠洲市

今年1月の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市では、連休最終日のきょうも、住民やボランティアらが休日返上で片付け作業を進めています。

記者
「珠洲市正院町のこちらの住宅では、元日から懸命に働いてきた水道業者が、この連休を利用して自宅の片付けにあたっています」

水道設備業の番匠哲也さん。元日の地震では、液状化の影響で自宅の地盤が沈下。梅雨を前に住宅に泥が流れ込むのを防ぐため、土を取り除く作業を行っていました。

水道設備業 番匠哲也さん
「今まで休みがなかったもんで、ボランティアは立ち会いせなあかんと聞いとるし、厳しい。できることは自分でやろうかなと」

番匠さんは、応急危険度判定で「危険」と判定された自宅に、家族4人で住み続けています。

能登半島地震による住宅への被害は、先月末時点で7万8000棟あまりに上っていますが、倒壊した建物の多くが取り残されたままとなっています。生活再建のため、被災地では1日も早い家屋の解体・撤去が課題です。

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