住吉会幹部、給付金詐取容疑で逮捕=6600万円不正受給、資金源か―警視庁

新型コロナウイルス対策の持続化給付金を詐取したとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は26日までに、詐欺容疑で、指定暴力団住吉会幹部の時田一則容疑者(60)=東京都台東区千束、同会系組幹部の川上峰央容疑者(53)=足立区新田=ら男3人を逮捕した。時田容疑者ら2人は容疑を否認し、川上容疑者は黙秘している。
時田容疑者らはSNSで集めた男女66人に不正受給させた計6600万円の一部を受領していた。同隊は、住吉会の資金源になっていたとみて調べる。
同隊によると、3人は傘下組員を通じ、LINEのチャットグループなどで「フリーターでも個人事業主だし条件的に大丈夫」と勧誘。応募してきた10~70代の男女166人に新型コロナの影響で減収した個人事業主と偽らせていた。
このうち100人は給付を拒否されたが、66人が不正に受け取った。

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