ヨーロッパは週後半にかけて荒天 低気圧が発達し風雨強まる

ヨーロッパはアイスランド付近で発達する低気圧の影響で、週後半にかけて広い範囲で雨や風が強まる見込みです。低気圧の動きが遅く、荒天が長引くおそれがあります。

前線通過のタイミングで強雨に

低気圧が発達しながらアイルランド付近を進んでいて、大西洋からは前線が伸びてきています。前線に向かっては南西から湿った空気が流れ込むため、周辺では雨雲が発達する見込みです。

日本時間の今夜からイギリスやフランスなどにかかりはじめ、23日(金)にかけてヨーロッパの各地を通過していくとみられます。局地的には雷を伴った強い雨が降る見通しです。

大西洋沿岸は強風や高波が続く

低気圧は中心気圧が950hPa台まで発達する予想で、南北の気圧差が非常に大きくなります。低気圧の周辺だけではなく広い範囲で西寄りの風が強まり、大西洋に面した地域を中心に平均で15〜20m/sの強い風が吹く予想です。


低気圧の動きが遅いため前線が抜けた後も風の強い状況は続き、イギリスやフランス、スペインなどでは週末にかけて強風になるとみられます。また、海上や沿岸では高波となるため、各国の気象機関は荒天への注意を呼びかけています。

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