アメリカやヨーロッパで荒天 低気圧が発達しながら通過

7日(日)はアメリカ東海岸やヨーロッパ中部で荒天となるおそれがあります。いずれも低気圧が発達しながら通過する影響です。

ニューヨークで雪になることも

アメリカ南部のメキシコ湾沿岸の低気圧が、日本時間の7日(日)にかけて発達しながら東海岸に進んでいく予想となっています。低気圧に向かって湿った空気が流れ込んでいる影響で、周辺では雲が発達する見込みです。

東海岸の広い範囲で冬の嵐となる可能性が高く、首都ワシントンD.Cやニューヨークでも雨や風が強まる予想となっています。冷たい空気が流れ込む内陸部では雪になって最大で20cmの雪が予想され、ニューヨークでも雨から雪に変わる時間帯がある見通しです。

気象当局は移動が困難になる可能性があるとして警報を発表し、警戒を呼びかけています。

ヨーロッパに寒気を伴った低気圧

ヨーロッパでは上空5500m付近で−30℃以下の強い寒気が地中海付近まで南下し、低気圧が発達しています。低気圧は日本時間の7日(日)朝にイタリア付近を通過して、その後はゆっくりとギリシャ方面に移動する見込みです。

地中海沿岸では風が強まっていて、瞬間的には20m/sを超える風が吹いています。低気圧の動きが遅いため風の強い状況は続き、海上は大荒れとなる見通しです。


また、強い寒気の影響で大気の状態が非常に不安定になり、局地的な雷雨や山沿いでは強い雪の降るおそれがあります。荒天は9日(火)頃まで続く可能性があり、注意が必要です。

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