蓮舫議員、田﨑史郎氏と “場外乱闘”…「最近では何も聞かず語っている」取材してない発言に怒り心頭「だったら電話出ろ」

写真:長谷川新

 

「裏金議員、政治とカネの自民党。この自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしい。その先頭に立つのが、私の使命だと感じています」

 

 6月27日、「反自民党、非小池都政」を掲げ、7月7日投開票の東京都知事選に立候補することを宣言した蓮舫参院議員(56)。

 

 

 SNSではすぐさま「蓮舫」がトレンド入り。《蓮舫さん。ついに完璧な都知事候補が出てくれた》といった応援から《都知事選盛り上がってみたいだけど 蓮舫が百合子に勝てる訳ないだろ…》などアンチの意見まで、さまざまな意見が寄せられた。

 

 報道番組はもちろん、ワイドショーもこのニュースで盛り上がったが、ベテランジャーナリストからは蓮舫氏に対して厳しい意見が相次いでいる。

 

「5月27日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に読売テレビの高岡達之特別解説委員、政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が出演しました。

 

 高岡氏は『私は都民ではありませんが』と前置きしたうえで、会見で自民党批判や都政批判を繰り返した蓮舫さんに対し、『“この先、私がなったら” という夢を語りになるのが、都知事選挙でもあるかなと思うんです』と指摘。

 

 すると、田﨑氏は『蓮舫さんの魅力は、きょうの会見でもよく表れているんですが、攻撃性なんですね。攻撃性に対して、東京都民がどう判断するか。ちょっと引いちゃう人もいるかもしれないですね』と語りました」(政治担当記者)

 

 田﨑氏の批判はさらに続く。同日放送の『Live News イット!』(フジテレビ系)で蓮舫氏のことを『攻撃的すぎる』『都政をどうするか語ってほしい』とコメントしたところ、蓮舫氏が自身のXに《田崎史郎さん、「都政をどうするか」を私の公約と共に日を改めて発表します。今日の会見でも言いました》と反論。さらに《その前に、いつでも取材を受けます》とポストしたのだ。

 

「蓮舫さんの投稿で、その後に続く文章はかなり挑発的でした。《10年以上前は私の会館に来られて話を聞いておられましたが、最近では何も聞かず番組で語られている姿、残念です》と、田﨑氏がなにも取材せず、憶測だけで発言しているかのような内容を投稿したのです。

 

 これに対して、田﨑氏は28日の『ひるおび』(TBS系)でかなりの怒りを見せました。

 

『だから今日、電話したんですよ。議員会館の蓮舫さんの事務所に。直通電話に5回、代表電話から2回、計7回電話して誰も出ない。おかしいでしょ。秘書いないんじゃないかと思いますよ。いつでも取材を受けるというなら、いつでも連絡できる態勢にしてくださいと蓮舫さんにお願いしたい』

 

 と強い口調で語り、その後も『蓮舫さんには取材してなくても、蓮舫さんの周りの方には取材しています。取材してないように言われるのは心外です』と怒り心頭でした」(同)

 

 まさに “場外乱闘” 勃発といったところだが、それにしても、どうして蓮舫氏は年上の取材者を怒らせてしまうのか。政治取材歴30年を超えるベテラン記者は「私もカチンときたことは何度もあります」と苦笑まじりに振り返る。

 

「2016年、蓮舫さんの二重国籍問題が話題になりました。記者会見でもそのことに質問が集中しましたが、蓮舫さんは意に沿わない質問は『愚問です』とバッサリ。私も切り捨てられました。

 

 また別の会見では、記者が『別件についてお尋ねしたいのですが』と前置きすると、蓮舫さんは『いいですよ』と快諾。しかし質問を聞くと『それは別件すぎる』とタメ口で却下。こうした態度や論破口調が記者たちの不満になっているのです」

 

「舌鋒鋭い」といえばそれまでだが、謙虚さも必要なのでは。

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