「批判はいいから公約を」都知事選立候補表明の蓮舫氏、相変わらずの“攻撃スタイル”にイラつく有権者

写真:長谷川新

 

 5月27日、「自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしいという国民の声ははっきりしている。その先頭に立つのが、私の使命だ」と、東京都知事選挙(6月20日告示、7月7日投開票)への立候補を高らかに宣言した、立憲民主党の蓮舫参院議員(56)。

 

 その後、5月31日になっても議員辞職しなかったため、SNSでは「6月1日まで辞職せず、国会議員の期末手当(ボーナス)を満額もらうつもりだ」と“疑惑”の目を向けられるなど、世間の耳目を集めていた。

 

「立候補宣言当初は、ネットでも蓮舫氏支持の書き込みが多く見受けられました。しかしここにきて、アンチの声も増えています。その理由としてあがっているのが『相変わらず他者への攻撃ばかり』『公約はいつ発表するのか』といったもの。Xには《批判はいいから、公約を出してください》《批判ばかり、と批判されるのが嫌なら、せめて公約くらい用意してから出馬表明しろ》など、イライラが募ったような書き込みが目立ってきています」(週刊誌記者)

 

 

 蓮舫氏へのアンチ傾向は、テレビ番組での報道が過熱してから顕著になっている。

 

「蓮舫氏に批判的なコメントをした司会者やジャーナリストに向けて、蓮舫氏はXで反論しています。とくに、5月30日は激しかったですね。『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演した政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が、29日に蓮舫氏が都議会議員にあいさつ回りをしたことについて、小池氏が所信表明演説をすることを念頭に『昨日は小池さんに注目が集まる日だったんです。それがわかりきっていたので、それに対抗して蓮舫さんの動きをやって。それをテレビが撮って、映像をまた提供する。メディア戦略なんです』とコメントしました。すると蓮舫氏は《メディア戦略と、勝手な解説をされたようですが、都議会開催日に都議会の仲間に挨拶に行くのはそんなに不自然ですか?》と反応。『めざまし8』(フジテレビ系)の司会者、谷原章介氏が『相手を批判する合戦ではなくて、きちんと政策で、どういう都にしたいんだ、私はこういうふうに、より都民のみなさんにとっていい都を作り上げるよっていう政策のほうで、論争を繰り返していただきたい』と注文をつけたところ《もちろんです。都政をどうするか、政策論争します。また、私のことを報じてくださる時は私の言動をよく把握された上でコメントしてくださるといいな、と思います》と書き込みました。さらに元大阪府知事・大阪市長の橋下徹氏とは『リセット』発言でバトルを繰り返しました。以前に比べて柔らかい表現ですが、『蓮舫節』で論破したことで、ネットに多くの反応が起きたようです」(政治ジャーナリスト)

 

 今後は街頭活動なども活発化させるという蓮舫氏だが、自身のXには《国会議員として政治とカネの問題に向き合いながら、東京都が抱える課題の現場視察を重ね続けて私の公約をまとめ公表します》とつづっている。公約がわかるのは、まだまだ先のようだ。

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