冬のボーナスの使い道、「預貯金」が10年連続1位となるものの減少傾向、一方で増えた使い道は?

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングが行った「第59回 Ponta消費意識調査」によると、2023年の冬のボーナスの使い道のトップは10年連続で変わらないことがわかりました。さっそく詳細を見てみましょう。

冬のボーナスの使い道、圧倒的1位は?

冬のボーナスの使い道で1位となったのは「貯金・預金」(34.5%)でした。10年連続での1位ですが、割合としては、過去最高だった2019年以降、減少傾向が続き、2023年は過去最低となっています。

反対に「外食」や「投資信託」、「株式」、「特にない」は前年よりも微増となりました。

なお、調査が行われたのは9月の末ですが、その時点で「支給されない・分からない」と回答している人が47.0%と半数近くに及んでいます。

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(3つまでの複数回答)
ロイヤリティ マーケティング「第59回 Ponta消費意識調査」より

ボーナスの金額は「60万未満」がボリュームゾーン

2023年の世帯当たりの冬のボーナスの金額は、「20万円~40万円未満」が22.7%、「20万円未満」が21.0%、「40万~60万円未満」が20.6%で上位を占める結果となりました。2022年と比べると、「20万~40万円未満」と「40万~60万円未満」が減り、「20万円未満」が増加していることがわかります。

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ロイヤリティ マーケティング「第59回 Ponta消費意識調査」より

ボーナスを預貯金に充てる割合は「75%以上」が最多

では、ボーナスを貯金・預金する人は、どのくらいを充てたいと考えているのでしょうか。貯金・預金する割合をたずねたところ、多い順に「75%以上」(31.2%)、「25~50%未満」(29.0%)、「50~75%未満」(23.1%)、「25%未満」(16.6%)という結果でした。「75%以上」と「50~75%」を合わせると54.3%ですから、過半数の人はボーナスの半分以上を貯金・預金する意向であることがわかります。

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ロイヤリティ マーケティング「第59回 Ponta消費意識調査」より

預貯金の用途は「老後生活への備え」が最多

ボーナスを貯金・預金する人が多いなか、その用途としては主にどんなものがあるのかも見てみましょう。

59.5%と約6割を占めたのは「老後の生活の備え」でした。次いで「将来の消費への備え(住宅購入、子供の学費など)」が45.3%「収入の変化への備え」が33.3%となっています。

このことから、ボーナスを将来の備えのために充てたいと考える人が多いと言えるでしょう。

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ロイヤリティ マーケティング「第59回 Ponta消費意識調査」より

まとめ

今回は2023年のボーナスに関する意識調査の結果をご紹介しました。ボーナスの使い道で多いのは貯金・預金であり、その目的としては、将来の生活への備えが主であることがわかりました。

(マイナビ子育て編集部)

画像はイメージです

<調査概要>

■第59回 Ponta消費意識調査/ロイヤリティ マーケティング
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年9月28日(木)~ 9月30日(土)
パネル:「Pontaリサーチ」会員(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
回答者数:3,000人 ※男性、女性×年代別(20・30・40・50・60代以上)の各10セルで300サンプル

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