東北道「花巻PAスマートIC」3月開通! 既存ICから“たった1.9kmの場所”に造ったワケは?

東北道の花巻PAスマートICが、2024年3月に開通します。

花巻PAに接続

 岩手県と花巻市、NEXCO東日本東北支社は2024年1月26日、東北道の花巻PAスマートICが3月20日15時に開通すると発表しました。

東北道の花巻PAスマートICの完成イメージ(画像:NEXCO東日本)

東北道の花巻PAスマートICの完成イメージ(画像:NEXCO東日本)

 花巻PAスマートICは、東北道の北上江釣子IC(岩手県北上市)から北へ7.9km、花巻南IC(花巻市)から南へ1.9kmの位置にある花巻PA(同)に設置されます。

 接続する一般道は、下り線側は県道103号花巻和賀線、上り線側は市道山の神諏訪線です。

 なお、東北道の本線からこのスマートICで出る場合、花巻PAは利用できず、そのまま一般道へ進むことになります。

 出入口は、ETC車載器を搭載した全車種が24時間利用できます。

 花巻PAスマートICは前述のとおり既存の花巻南ICから1.9kmしか離れていませんが、スマートICの設置により、近くにある複数の工業団地や地方卸売市場、半導体大手キオクシアの北上工場、除雪機メーカー和同産業などへのアクセス性が向上。

 さらに県立中部病院への救急搬送時間短縮や、道の駅「はなまき西南」、富士大学スポーツセンターの利便性向上などのメリットがあるといいます。

 スマートICから花巻市中心部(駅・市役所方面)や国道4号花巻東バイパスへもアクセス性が向上します。

 岩手県と花巻市の試算によると、花巻PAスマートICの整備により新たに1万4800人ほどが高速道路ICから10分圏内の範囲に入るそうです。

 花巻PAスマートICへの通行料金(ETC通常料金、普通車)は、東北道の浦和本線から1万200円、仙台宮城ICから3690円、盛岡南ICから1040円、秋田道の秋田南ICから3230円です。

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