ドラマ好きが「泣きすぎて涙枯れた…」と高評価する「泣けるドラマ」って?『最愛』『silent』などおすすめ21選

自然と涙があふれてしまう、涙腺崩壊必至の名作ドラマを見返したい時はありませんか? 今回は、「泣ける!」と話題の国内ドラマの中から、Filmarksで人気の21本をご紹介します。

『最愛』(2021)

脚本は『下剋上球児』(2023)の奥寺佐渡子と『THE MYSTERY DAY』(2023)の清水友佳子。出演は吉高由里子、松下洸平、田中みな実、佐久間由衣、高橋文哉ほか。殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の三人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。2006年、梨央が青春時代を過ごしていたのどかな田舎町で失踪事件が起きた。15年後、時代を牽引する実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことにより、当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出す。過去の失踪事件が現在の殺人事件へと繋がっていき……。立場の違う二人の男性が、一人の女性をめぐりどう対峙していくかは大きな見どころとなっている。

『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(2023)

脚本はツバキマサタカ。出演は松岡茉優、芦田愛菜、藤崎ゆみあ、莉子、山時聡真ほか。いま目の前にいる生徒は「1年後、私を“殺す”……30人の容疑者」。卒業式の日に、生徒を見送った教師・九条里奈は4階から突き落とされてしまう。最後に見た光景は、制服の袖……。「なんで……?嫌だ!どうして?誰が?死にたくない!」そう願った瞬間、彼女は始業式の日の教室に戻っていた。真相を突き止めるために、生徒と本気で向き合っていく“新時代”の学園ドラマ。生徒を想い、死力を尽くす“教師”は絶滅した……果たして九条の前に現れるのは誰なのか? その「運命」の結末は?

『silent』(2022)

脚本は『いちばんすきな花』(2023)の生方美久が担当。出演は川口春奈、目黒蓮、鈴鹿央士、桜田ひより、板垣李光人ほか。主人公の青羽紬は8年前に、一生をかけて愛したいと思えた恋人との別れを経験し、新たな人生を歩もうと前を向いて生きている一人の女性。そんな紬と大切な人との出会いは高校2年の秋、たまたま朝礼で耳にしたある男子生徒の声に惹かれたことがきっかけだった。壇上で作文を読む、佐倉想に心を奪われた紬は、次第に彼が気になる存在になっていることに気づきます。3年生で同じクラスとなり、共通の友人を通してだんだんと距離が縮まっていった二人は付き合うことに。音楽好きというお互いの趣味で通じ合い、仲を深めていった二人だったが、卒業後のある日、これからも一緒にいたいと思う紬に対し、想は突然、理由も言わずに別れを告げて姿を消す。それから8年という月日が流れ、新たな人生を歩み始めていた紬だったが、ある日、偶然、雑踏の中に想の姿を見かけたことをきっかけに、再び彼の存在を意識するようになっていく。もう一度、想に会ってちゃんと話をしたいと彼の姿を探し始めた紬だが、実は彼が徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患い、聴力をほとんど失っていたことを知る。かつて、本気で愛した人と音のない世界で“出会い直す”、切なくも温かいラブストーリー。

『春になったら』(2024)

脚本は『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(2023)の福田靖。出演は奈緒、木梨憲武、濱田岳、小林聡美、光石研ほか。“3ヶ月後に結婚する娘”と、“3ヶ月後にこの世を去る父”が、「結婚までにやりたいことリスト」と、「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3ヶ月間を描いた、笑って泣ける、ハートフルなヒューマンドラマ。

『PICU 小児集中治療室』(2022)

脚本は『泥濘の食卓』(2023)の倉光泰子が務める。出演は吉沢亮、安田顕、木村文乃、高杉真宙、高梨臨ほか。雄大な自然、広い空、そして、地平線が果てしなく広がる北の大地・北海道。人々を魅了してやまない美しい大地である一方、広大すぎるがゆえに搬送までに長時間を要することも少なくなく、刻一刻を争う急患の子どもたちにとっては残酷な土地でもある。「大規模なPICUの運営は極めて困難」と言われてきた北海道で、駆け出しの小児科医が先輩医師と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICUを作るため、1秒でも早くPICUに搬送できる医療用ジェット機の運用を可能にするために奔走する姿を描く感涙必至のメディカル・ヒューマンドラマ。自分の非力さに打ちのめされ、傷つき、それでも涙をぬぐい幼い命を助けようとする若く経験の浅い小児科医が、愚直に“医師”という職務に向き合っていく様を描く。

『流星の絆』(2008)

東野圭吾の同名小説をTVドラマ化。『ゆとりですがなにか』『俺の家の話』などの宮藤官九郎が脚本を担当。二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香、要潤、尾美としのり、設楽統出演。洋食屋「アリアケ」を営む有明家の功一、泰輔、静奈の3兄妹は、夜中に家を抜け出して獅子座流星群を見に行った間に両親が何者かに惨殺される悲劇に見舞われる。固い絆で結ばれて育った3兄妹は、事件から14年後の時効が近付いた頃、犯人の可能性が高い人物に遭遇する……。3兄妹の悲哀に満ちた人生を、絶妙なユーモアを交えながら描いたヒューマンミステリー。笑って泣ける名作と呼び声の高い一作。

『JIN -仁-』(2009)

村上もとかによる同名コミックをTVドラマ化。『義母と娘のブルース』『天国と地獄~サイコな2人~』などの森下佳子が脚本を担当。大沢たかお、綾瀬はるか、中谷美紀、内野聖陽、小出恵介出演。脳外科医の南方仁は、手術後に逃げ出した患者を追って階段から転落し、幕末の江戸にタイムスリップしてしまう。まともな医療器具などなく、誰も自分を知らない孤独な状況下で、人々が怪我や病に苦しむさまに直面。歴史を変えてしまうと知りながらも、命を救うために奔走する……。医師としての使命を全うすべく立ち上がる南方仁の勇姿、時を超えた愛と絆の物語に涙が止まらない人が続出。11年には完結編となるシーズン2が放送されている。

『僕のいた時間』(2014)

『フリーター、家を買う。』『知ってるワイフ』などの橋部敦子が脚本を手掛けたヒューマンドラマ。三浦春馬、多部未華子、斎藤工(齊藤工)、山本美月、野村周平出演。就職活動中の大学生・澤田拓人は、筋肉が徐々に衰えていく難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」に冒され、自分の余命がわずかであることを知る。これまで日々を漠然と過ごしてきた拓人は、家族や友人、恋人と向き合い、自分自身を見つめ直し、残された時間を模索していく……。難病と闘う若者を三浦春馬が体当たりで熱演。その苦悩や葛藤、奮闘ぶりに涙があふれる。

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 』(2016)

『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』などの坂元裕二が脚本を手掛けたオリジナル作品。有村架純、高良健吾、高畑充希、西島隆弘、坂口健太郎出演。北海道のさびれた町で養父母と暮らす杉原音は、現状を受け入れ、人生を諦めて生きていた。一方、福島出身の曽田練は、東京の運送会社で先輩にこき使われながらあくせく働いていた。ある日、友人の晴太が北海道で拾ったというカバンに「音へ」という手紙を見つけた練は、持ち主に返すため、北海道へとトラックを走らせる……。男女4人の複雑に絡み合う人生を丁寧に描いたヒューマンドラマ。幸せの意味を改めて考えさせられる秀作であり、若者の純粋無垢な愛に涙がこぼれる。

『テセウスの船』(2020)

東元俊哉による同名コミックをTVドラマ化。『朝が来る』などの高橋麻紀が脚本を担当。竹内涼真、榮倉奈々、上野樹里、鈴木亮平、安藤政信、貫地谷しほり出演。田村心は、生まれる前に父・佐野文吾が殺人犯として逮捕されており、加害者家族として世間から非難され、隠れるように生きてきた。妻・由紀からの言葉で父と向き合うことを決意し、父が逮捕された事件の現場を訪れた心は、事件が起こる直前の平成元年にタイムスリップしてしまう……。二転三転する展開に釘付けになる、圧巻のミステリー。熱い家族愛が涙を誘う。

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(2020)

荒井ママレによる同名コミックを、『グランメゾン東京』などの黒岩勉が脚本を手掛けTVドラマ化。石原さとみ、西野七瀬、桜井ユキ、井之脇海、田中圭、真矢ミキ(真矢みき)出演。総合病院内の薬剤部に勤務するキャリア8年目の薬剤師・葵みどりは、日々大量に舞い込む処方箋の調剤や監査を同僚たちとともにこなしている。ある日、人手不足で激務の薬剤部に待望の新人薬剤師・相原くるみが配属される。実際の薬剤部では、教育係のみどりが患者に処置を施すなど、くるみの想像していた薬剤師とは全く異なる姿がそこにはあった。“縁の下の力持ち”として日々奮闘する病院薬剤師を描いたヒューマンドラマ。一人ひとりの患者に真摯に向き合うみどりの姿や、彼女たちを襲う驚きの展開が涙を誘う。

『神様、もう少しだけ』(1998)

『ラスト・フレンズ』などの浅野妙子が脚本を担当。金城武、深田恭子、加藤晴彦、仲間由紀恵、矢沢心、宮沢りえ出演。人気音楽プロデューサーの石川啓吾は、援助交際をする今どきの女子高生・叶野真生と出会い、関係を持つ。ところが、真生がHIVに感染していることが発覚。投げやりな日々を送っていた2人の人生が、大きく変化していく……。HIVというセンシティブな題材のもとで繰り広げられる、啓吾と真生の切ない愛の行方が涙を誘った。

『Dr.コトー診療所』(2003)

山田貴敏による同名コミックをTVドラマ化。『秘密』などの吉田紀子が脚本を担当。吉岡秀隆、柴咲コウ、筧利夫、時任三郎、小林薫出演。東京の大学病院で外科医をしていた五島健助は、とある理由で医師がいない離島へとやって来る。島民からよそ者扱いされる日々が続くが、患者のことを第一に考える五島は徐々に島民から受け入れられ、交流が深まっていく。離島医療をテーマにした感動のヒューマンドラマで、医療に対する五島の信念や島民との交流に、涙が止まらない人が続出した。06年にはシーズン2が放送された他、スペシャルドラマも。

『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)

映画化もされ大ヒットを博した片山恭一の大ベストセラー小説をTVドラマ化。『池袋ウエストゲートパーク』などの堤幸彦らが演出を手掛け、『義母と娘のブルース』などの森下佳子が脚本を担当した。山田孝之、綾瀬はるか、緒形直人、桜井幸子、松下由樹出演。34歳の病理医・松本朔太郎は、最愛の恋人アキを高校時代に亡くして以来17年間、心を閉ざしていた。ある日、高校時代の恩師から母校が取り壊されるという知らせを受け、亡き恋人との思い出と改めて向き合う。現在と過去が交錯しながら、2人の儚い純愛が描かれる。涙なしには見られないとの声も多い感動作。

『1リットルの涙』(2005)

映画化もされた木藤亜也の闘病記をTVドラマ化。脚本は『恋がヘタでも生きてます』などの横田理恵が担当。沢尻エリカ、薬師丸ひろ子、錦戸亮、成海璃子、真田佑馬、岡本杏理出演。高校1年生の池内亜也は、クラス委員に選ばれ、中学からやっていたバスケ部に入部するなど、順風満帆な高校生活を送り始めたかにみえた。ある日の登校中、足がもつれて不自然に転倒。病院を受診すると、体の運動機能が徐々に低下していく“脊髄小脳変性症”という難病に侵されていることが判明する……。今という時間を大切にし、前を見てひたむきに生きる姿に、涙が止まらないとの声が多く上がった。原作にはないクラスメイトとの恋愛要素も涙を誘う。

『ビューティフルレイン』(2012)

『黒革の手帖』などの羽原大介が脚本を担当。豊川悦司、芦田愛菜、三浦翔平、でんでん、安田顕、国生さゆり出演。木下圭介は、妻を亡くして以来1人で娘の美雨を育て、二人三脚で幸せに暮らしてきた。最近物忘れが多いことが気がかりだった圭介は、職場の事故で頭をぶつけ、病院で検査を受けることに。その結果、若年性アルツハイマーに侵されていることが判明する……。芦田愛菜演じる幼い娘・美雨が、父を守ろうと健気に奮闘する姿が胸を打つ。親子の強い絆に涙が止まらない。

『Woman』(2013)

『カルテット』などの坂元裕二が脚本を担当。満島ひかり、田中裕子、小栗旬、谷村美月、二階堂ふみ、三浦貴大出演。夫・信を事故で亡くし、2人の幼い子どもを育てるシングルマザーの小春。生活保護申請を機に、20年絶縁状態だった母・紗千との再会を決意する。困難が次々と降りかかる中、小春は大切な子供たちを守るために必死で生きていくことを誓う……。シングルマザーが抱える苦悩を描いた社会派ドラマであり、親子の絆に涙する。

『アルジャーノンに花束を』(2015)

米国作家ダニエル・キイスのベストセラー小説を、野島伸司が脚本監修を担当し、『砂の塔〜知りすぎた隣人』などの池田奈津子脚本でTVドラマ化。山下智久、栗山千明、窪田正孝、工藤阿須加、菊池風磨、谷村美月出演。02年には岡田惠和脚本、ユースケ・サンタマリア主演でTVドラマ化されている。28歳だが、知能は6歳程度という知的障碍者の白鳥咲人。”ママに好かれる利口な人間になりたい”と願う純粋な咲人は、知能を向上させる脳手術を受けることに……。知能回復によって自分の辛い過去に直面しながらも、居場所を見つけていく姿が印象的で、涙を誘う。

『コウノドリ』(2015)

鈴ノ木ユウによる同名コミックをTVドラマ化。『病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~』などの山本むつみが脚本を担当。綾野剛、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋出演。産婦人科医でありながら、謎のジャズピアニストとしての顔も持つ鴻鳥サクラ。命をめぐるさまざまな困難が降りかかる産婦人科の現場で、鴻鳥たちは葛藤や苦悩を抱えながらも奮闘していく。妊娠・出産にとどまらず、夫婦や家族のあり方、生きる意味などを問う感動作であり、涙なしでは見られないと大きな話題を呼んだ。17年にはシーズン2が放送されている。

『アンナチュラル』(2018)

『逃げるは恥だが役に立つ』『獣になれない私たち』などの野木亜紀子が脚本を担当。石原さとみ、井浦新(ARATA)、窪田正孝、市川実日子、薬師丸ひろ子、松重豊出演。死因究明の専門機関「不自然死究明研究所(UDIラボ)」には、不自然死に至った遺体が日々運び込まれる。法医解剖医の三澄ミコトをはじめとする個性的なメンバーたちは、日々遺体を解剖し、死因の解明によって“生”の真実を解き明かすことに尽力する……。一話完結型の法医学ミステリーでありながら、死因解明で浮かび上がるエピソードや、登場人物が抱える過去が涙を誘うと話題に。

『大恋愛~僕を忘れる君と』(2018)

『知らなくていいコト』などの大石静によるオリジナルストーリー。戸田恵梨香、ムロツヨシ、松岡昌宏、草刈民代、富澤たけし、杉野遥亮出演。母が院長を務めるレディースクリニックで働く医師の北澤尚。見合いで出会った年上の医師・井原と婚約が決まり、順風満帆な日々を過ごしていたが、引越し屋でアルバイトをする間宮真司と運命的な恋に落ちる。しかし、尚の体にはある異変が起きていた……。若年性アルツハイマーに侵された尚と、彼女を明るく健気に支える真司の愛を10年にわたって描いた純愛ストーリー。衝撃と感動の展開に”目が腫れるほど号泣”との声も聞かれた。※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。※2021年4月22日時点の情報です。

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