逆境で真のリーダーへ。主将の日記全文②/甲子園が消えた夏 vol.5

07/31 21:00 au Webポータル

甲子園が消えた夏 vol.5 〜逆境で真のリーダーへ。主将の日記全文②〜

※この記事は2020年7月に掲載したものです。

日本列島を襲った新型コロナウイルス。その影響で夏の甲子園が中止となり、神奈川県の強豪・向上高校硬式野球部の選手たちも落胆していた。向上高校は2014年夏の神奈川大会で準優勝。今年6月には、悲願の甲子園初出場に向け全面人工芝のグラウンドも新設した。今回、mediba編集部では同校3年生の日記をもとに、リアルな心の動きをリモートで取材。5回にわたって特集する。

最終回は、福島瞬歩(ときほ)主将の日記を全文公開する。困難な状況の中、3学年で部員数100人を超える大所帯を束ねてきたリーダーの心の軌跡をたどる。

「逃げずに頑張れば成長できると実感できた」

4/13 福島
こんにちは。木曜に投稿していただいた動画ですが、21日の登校日もなくなり日誌を集めることができないので今日の投稿でも感想を書くということにしました。理由としては僕たちがどういう考えをもっていうのかや価値観など知りたいと思いますし、僕たちも知って欲しい、スタッフの方々もこの動画を見て何を思ったか聞きたい、擦り合わせたい、という風に思ったのと僕たちの感想を受けて朝のひとりごとの投稿の内容が変わったり僕たちに合った動画を選択できると思ったからです。文章量が多くなりますがお願いします。また、上の文章でもあるように、スタッフの方々はこの動画を見ての感想やこれを見て何を感じて欲しいのかを教えてもらいたいです。お願いします。

動画を見て、自分たちの生活がどれだけ恵まれたものなのかというのを痛感しました。今までにも世界の恵まれない人たちの映像というのは何度か見たことはありました。その中でも今回の動画は二度と忘れることのない光景だったと思います。僕たちより小さい子供たちが生活するために仕事をしていたり、自由な時間はほとんどないと思います。「幸せはここにあるんだ」と言っている少年がいました。今までの自分が情けなく思いました。僕たちからすればあんなに辛い苦しい生活をしているのにその中でも幸せを探している、見つける姿に心打たれました。僕たちがどれだけ幸せなのかを教えてくれました。今、僕たちに時間は任されていますが、それもとても有難いことであり、1分1秒も無駄にできないと思いました。最後の炭を作っている少年の話は感動しました。感動という言葉が合っているかはわかりませんが、「疲れて逃げ出したくなる時もある………でも頑張らなきゃいけないのはこれからだよ、ここでお金を貯めて絶対に学校に戻るんだ」という言葉がとても心に残っています。小学生が言う言葉なのかと…それに比べたら僕たちの苦労や悩みというのは小さいものであり苦労できる悩めることが幸せなことだと思います。

だからこそ僕たちが逃げたり、妥協したりすることはこれっぽっちもできないと思います。あの子たちは僕たちより厳しい環境で辛いことに逃げずに生きることを頑張っています。何も困らずに生活できて、好きな野球まで存分にできて学校にも通えているのとが当たり前ではないというのをもう一回よく考えて、これからの時間の使い方や何事も全力で取り組む姿勢など改めていきたいです。新チームになってから自分で失敗して辛いことがあっても逃げずに頑張れば成長できると実感できたのでまた今回の動画で逃げないことの大切さなど実感できたので今後にしっかりいかしていきたいです。テレビの放送では見られなかったので紹介していただきありがとうございました。とても良い刺激、活力になりました。

昨日、トレーナーに腰を見てもらいました。簡単に言うと、練習があった頃のようにいろんな筋肉は全然使ってない状態でバッティングばかりしてしまったので痛めたということでした。他にもあるのですが難しいので簡単に言ってしまうとあらゆる部位の連動が悪いのも原因です。今後は週2回を休みの日として、主に素振りは9ポイント×10の90回と逆振りを倍の180回、坂ダッシュ階段ダッシュを10本、バック走を10本、体幹トレーニング、股関節のトレーニング要素のあるストレッチ、などを行います。負荷はあまりかけずに少しでも動くというのを1週間で5日間できるようにしていくことで体を慣れさせて防いでいきます。どういう運動を行うか明確になったので、7:00〜8:00練習、8:50〜12:20までは学校があるように45分授業に見立てて、課題を進めようと思います。そして午後に提示してもらったメニューに取り組んでいきます。

4/16 福島
おはようございます。この期間は前回の投稿した、素振りは9ポイント×10の90回と逆振りを倍の180回、坂ダッシュ階段ダッシュを10本、バック走を10本、体幹トレーニング、股関節のトレーニング要素のあるストレッチ、などを行います。それにプラスしてダンベルでのトレーニングをしています。体幹トレーニングでは後ろが強すぎている状態なので腹筋を多めにやっています。ストレッチでは足を引き上げるときの可動域が狭かったのでそこをやったり、股関節から動かすことを意識したものを行なっています。

最近の食事では、絞っていくためにお米の量よりタンパク質の量を増やしました。また野菜を必ず取るということもやっています。おかずを多く口にすることで米を減らしてもあまり体重が減らないので引き続きタンパク質の量を意識して食事をしていきたいと思います。また平日はグラウンドを借りて練習ができないので課題にも時間を使いました。授業が始まったら遅れを取らないように、自分の選択肢を広げるためにもしっかり取り組んでいきたいと思います。土日は中学のグラウンドを使えるのでそこで実打やノックなどをやろうと思います。前よりも環境が厳しくなっていますが、今やれることを探して工夫してやっていきたいと思います。

4/20 福島
おはようございます。前回の配信から、同じメニューを継続して行いました。足の引き上げに課題があったため坂ダッシュや階段ダッシュ、バック走に取り組みそのあとのストレッチを教えてもらった方法で行い以前より可動域が広くなったのを実感することができました。弟に付き合ってもらい1人でやっていた時間を減らしペアストレッチに時間を使いました。弟も高校野球をしているので一緒に走ったり素振りしたり、グラウンドを使えるときは練習したりなど充実した時間を過ごすことができています。課題をただやるだけではなく理解することを意識して取り組んでいます。やるからには濃い時間にした方が良いのでその勉強時間を無駄にせず知識にしていけるように取り組みます。

最近、よく名言を見ています。野球をやっているのでもちろん野球選手の名言も見ますがどの業界にも限らず成功者の名言を見るのも好きです。スティーブ・ジョブズさんの動画を見ていて勉強になったことがありました。それは「何をしないかは、何をするのかと同じくらい重要」という名言です。それはパレートの法則、80:20の法則が基になっています。なのでスティーブ・ジョブズさんは人気が出てからも商品を増やすのではなく商品の70%の生産中止をしたそうです。スティーブ・ジョブズさんは80:20の法則に基づき売上金はその20%が生み出していると考えたからです。すごく面白いなと思いました。自分の結果も80:20の法則のようになっているのでしょうか??もしそうならば何が20%になっているのかすごく気になります。平田監督はこの法則についてどう考えますか。僕の勝手な想像ですが監督は高校野球に関しては頑張っていること努力していることがどれもかけてはだめでその全てが重なるから結果が出る、成功する。という風に考えているのではないかなと思うのですがどうでしょうか。高校野球にも80:20の法則が存在すると思いますか。また野球以外においてもその法則についてどう考えていますか。教えて欲しいです。

4/20 平田監督
福島へ おはようございます。質問ありがとう。
世界的に有名な起業家の言葉には説得力があり、参考になる事が多いと思う。「世の中の80%の富を、20%の富裕層が独占しているという話だ。そこから話が発展して、本当に自分でやらなければならないことは全体の20%くらいしかなくて、残りの80%は優先順位の低いものや、自分でやらなくてもよいことだという話になっていく。そして、成功する人は、その大事な20%を瞬時に見極めて、多くの時間をつぎ込むことができるということが述べられていた。やるべきことに集中するから成果を上げることができ、無駄な時間を使わないから自分がしたいことをするための時間も十分に作り出すことができる。優先順位の王様たちは、時間のやりくりも抜群にうまいのだ。」という考え方だと思う。日本では、ソフトバンクの孫正義という経営者がこの考え方に近いかな。この法則は、ビジネスの世界では通用することもあるのではないかと思う。また、日本のように勤勉で、敗者にもスポットライトが当たる文化の国には、難しいかなとも思う。

生産性(有益)を上げる為には無駄(不益)なものは排除して時間を割く事はしないということ。例えば、100人の人口の国があったとして、その国を支えているのは100人のうち20人の人の仕事量や利益によってその国が成り立っているという事になる。この考え方には賛同できないな。賛同できないのは、発展途上の教育世代の時代にはあっていないという事。会社組織やビジネスの世界と大きく違うのは何か?それは多く分けると2つあると思っています。
1つ目は、お金が絡む事。3年生の「政治経済」の授業でも学びますが、会社はなぜ作る?=お金を稼ぐ為(利益)です。なので、利益を生む為には。無駄は省きたい。だから欧米の考え方は、「能力主義」で給料に差を持たす。仕事がたくさんできる人には多くのお金がいくようにする。仕事ができない人にはお金が回らない。資本主義社会では、「自由競争」という仕組みが採用されているから、日本も考え方としてはこの会社の中の社員同士での差はあまりなくとも(今は能力主義の会社が増えたが)会社同士の競争は多々ある。

2つ目は、「失敗が許されない」という点だと思う。会社は失敗すると「倒産」してしまい生きていく事すら危ぶまれる。失敗をしない為には、時間を最短で行くべきという考え方になるのは自然。結果を求められる事が多くあるからこそ、より成功率を高める方法を取ろうと経営者は考えるのでは?
教育現場では、この2つの点が大きく違うから、僕自身は、そこにいる人全てに責任や役割がある事。経験した事がないことや知らない世界を知ることで自分の世界観を広げる経験を積む機会をどれだけ多く踏めるかだと思っています。なので、同じ環境での比較ではないので、答えに難しいけども。
まとめると、学校教育や、まだまだ勉強して知識や世界を知る世代の君たちは80:20の法則は当てはまらないと思います。また、日本のトップ企業である「トヨタ自動車」はそうした利益主義に走ってから業績が悪くなったと言っています。現場の働く人たちを大事に考えるようになって車が売れるようになったと。売り上げだけを見て、人を見ないという事が失敗であったと。日本人の気質とか文化とは大事にした形がいいのではないかと思う。

「久しぶりに仲間と野球。すごく楽しかった」

4/23 福島
おはようございます。前回の配信では質問に答えていただきありがとうございました。実業家の考えにより興味持つことができもっと知りたいという風に思いました。引き続きそういうものを調べていろいろな価値観を持って過ごしていこうと思いました。工藤コーチやバッティンググループから多くのアドバイス、改善点を聞くことができてバッティングの練習がより充実してきたと感じます。月火水は素振りでアドバイスを実践できるように慎重にフォームの確認を行いました。やってみて頭の位置がずれるのが課題だと思います。最近は効き目のチェックをするとあまり左右差がなく以前よりブレがなくなってると思います。それを生かして工藤コーチの考えと同じようにボールを見るのを目だけにできれば良くなると思います。

昨日は出身チームのグラウンドで西尾と練習をしました。手投げバッティングをして今までのフォームを試すことができました。軸足を回すことによって打球に力が伝わりやすくなっていたりヒットコースへの打球が多くなってきました。実打となると余計顔のブレが気になるのでまずは素振りから修正して、実打へと繋げていきたいです。日曜日にまたグラウンドへ行くのでそれまでの素振りで頭のブレを修正して日曜それを実践していけたらなと思います。西尾とはノックでも汗を流しました。父が打ってくれたので数多く取ることができました。久しぶりに仲間と野球ができたのですごく楽しかった。また、西尾の動きも良くてしっかり守備練習をやってるなと感じました。

稲葉とキャッチャーのステップについて共有しました。パワーポジションは人それぞれ違っていてその一番力が伝わる姿勢というのを自分で探したり、左足の踏み出しの際に足が縦に入ると投げる時にひねる動作が小さくなりその力を使えないということなどを話しました。ライバルではありますがお互いにアドバイスしてキャッチャーの阻止率が悪かったので全体で上げていけるようにやっていきたいと思います。先日、監督が中䑓にバッテリーで勝つということを再度言っていましたが、捕手としても同じ気持ちなので勝率を捕手でも上げていけるようにしていきます。練習再開までどんどん近づいてきているのでここからまた体を仕上げて万全の状態で入れるようにしていきます。また気温の変化もあるのでコロナウイルスも含めてですが体調管理には気をつけて秋そのことでチームに迷惑をかけているので自覚を持って生活します。

4/27 福島
おはようございます。工藤コーチに体幹を意識したほうがいいとアドバイスをいただいてから体幹トレーニングを増やしました。スイングにこだわりがどんどん出てきてスイング量もかける時間も自然と増えてきました。だからこそ腰のケアをより大事に行っていきたいと思います。この期間は時間をかけてフォームなどの確認ができるため良い機会だと思います。僕自身、バッティングを論理的に考えたことがないので疲れます。打ちたいという気持ちが大きくなって自ら調べたりアドバイスを求めたりして自分でも動画を見て何がいいか、何がダメなのかというのがわかるようになってきました。アドバイスを求める前に自分ではどういう見解なのかをはっきりさせてから人に聞くことによってより成長できると思うのでそのことを意識しています。昨日の手投げバッティングでは体重移動が全然うまくできませんでしたが確実に打球スピードやヒット率は上がりました。球があると割れをうまく作ることができず体重も残り気味になってしまうので力を伝えることができませんでした。軸足をもっと回すというのはすぐできることなので意識しようと思いますが他の課題はどう改善していけばいいでしょうか。グラウンドで練習しないときは素振りよりティーを増やした方がいいでしょうか。工藤コーチ、お願いします。昨日は西尾と赤嶺と松平と練習をしました。みんな守備グループなので距離も近く久しぶりに3人以上でやったのでとても楽しかったです。シートノックをしたので動画を撮ってきました。特に守備グループからの発信とかではないのですが元気にやっている姿を見せようと思い載せておきます。仲間とやる野球はほんとに楽しいと感じました。毎日練習があればこんなにも感じることができないと思いますがこの期間で仲間の大切さなどに改めて気づきました。

課題はあと現代文のみとなりました。順調にきているのでこれからも毎日コツコツやりたいと思います。イチロー選手の話を動画で見ていてすごく僕たちにぴったりなところが出てきて、良い集団には何かを感じようとする人間がいると言ってました。これは全員ができることだと思うので一人ひとりがそういう意識を持てばいろんな視点ができてより良い集団に大きく成長できると思うのでみんな何かを感じようとする人間を意識してみてください。昨日、今夏のインターハイが全競技中止されたという発表がありました。それを受けた高野連は決定に至る様々な検討内容を参考にさせていただきたいとコメントしていました。ほんとに苦しい状況だと思います。それでも僕たちは開催を信じて練習するだけです。1日を悔いのないように過ごしていきたいです。

4/27 工藤コーチ
こんにちは。動画ありがとう。福島の感じている通り、力強さや安定感は以前よりも良くなっています。頭の位置や軸足の回転なども問題ないのではないでしょうか。体重移動に関してはっきりいえば「する必要がなければしなくても構わない」という考え方でいいと思います。今のスイングで安定しているのであれば無理をして体重移動をする必要はないのかと思います。ですがタイミングをとる中で体重移動をしたい、もっとインパクトを強くしたい、等の考えがあるのであれば極端に体重移動をするのではなく、少しずつ動作を大きくして調節すればいいと思います。どちらにしてもフォームを変えたばかりなので、いきなり自分の思っているようなスイングになることは難しいでしょう。可能であればティーを多くして取り組んでください。動画を撮影できる環境であれば「自分が思い描いているスイング」になれているかを何度も確認しながら再現性を高めてください。素振りも良いですが、素振りは「確認」や「スイング速度UP」等の観点で取り組んでみてください。早ければ休校明けすぐから実戦が始まります。出来るだけ実打を多くしてください。期待しています!

4/30 福島
おはようございます。バッティングの方はあまり体重移動を意識しすぎず取り組むことにしました。スイングでは形にこだわりやっていますが、実打では意識しすぎても順調に来ているいい感覚が狂うのも嫌だったので工藤コーチからアドバイスをいただいたようにしなくてもよいという感じで行っています。また、アドバイス通り実打を増やしました。スイングは形の確認程度でティーや手投げバッティングを行いました。今の打ち方にして感覚は良いので支障が出ない程度に工夫できるところを工夫して最高の形にしていきたいと思います。また動画は撮れる時は撮影しその日の夜に研究し、また次の日にという風にしています。守備では最近から家の前で弟やかずきとゴロ捕球やフットワーク、ハンドリング、ストップ、キャッチングなどの基本練習をしています。ストップでは自分の持っている時間をどう減らすのかという課題で取り組んでいます。出身チームのグラウンドに行くときはノックを2箱から3箱受けています。足の運びなど自分のためになることだと思うので真剣に取り組んでいます。昨日は関口と西尾と練習し久しぶりに関口とも練習したりいろいろな話をできたので有意義な時間でした。最近、ニュースで5月末まで休校にする県なども出てきていてとある高校では9月からの学校のスタートになるというところもあります。まだ僕たちは休校の延長の連絡はありませんが、友達の高校は6月1日からというところが多くて僕たちもそうなってしまうのではないかと心配です。開催を信じモチベーションは落とさず練習に取り組んでいきます。

今日は少しプロ野球選手の投手の言葉を紹介したいと思います。

・「エラーをした選手をどんなに責めたところでピンチは変わらない。エラーを責めるのではなく、ピンチをどうやって切り抜けるかにエネルギーを注ぐほうが建設的だと考える」三浦大輔
・「0点がすべてじゃない。失点しても1点だろって思えるようになってから、マウンド上での余裕ができて勝てるようになった」野村祐輔
・「つぎは、どんなボールが来るのか?と思わせたとき、ピッチャーが優位に立つ。そんなふうにバッターを迷わせたらピッチャーの勝ちである」工藤公康

投手は気持ちの持ち方などに参考になることがあると思います。

福島 (提供写真)

「発信をさらに充実させていく必要がある」

5/4 福島
おはようございます。今日、緊急事態宣言が延長かどうか発表ということで、今までのニュースを見てると延長するという方向で進んでいますが、延長になったらまた環境も厳しい状態が続くことになります。甲子園の開催の可否も伸びる可能性があるということで先の見えない状況で苦しいですが規則正しい生活をし、オンライン授業も始まるのでしっかり勉強面も取り組み、練習も引き続き、技術をレベルアップできるようにやっていきたいと思います。休校になりまたスタッフ、仲間とも顔を合わせられない状況ですが、心は1つにこの期間を頑張っていきましょう。そして監督から何度も言われているようにClassiのこの投稿が唯一の繋がりなので今後も充実させていくために工夫をしていきます。夏の大会までほんとに時間がない中で6月からの再開であれば1ヶ月でチームを仕上げなければなりません。各グループからの発信をさらに充実させていく必要があると思います。さらに各グループからの発信を増やして再開までにいろいろなことを浸透させていけたらいいと思います。また各グループ、再開後の徹底事項や意識事項を決めておくのも良いと思います。チーム力が高いチームは徹底事項が多いと何度も言われてきました。春の大会がなかったので今の段階で決めることは難しいと思いますが、考えておくだけでも違うと思います。

練習については、昨日は出身チームのグラウンド、その他は家の前や近くの公園で行いました。一昨日投稿させていただいたように赤嶺と松平とゴロ捕球の練習をしました。僕はステップやキャッチング、ハンドリングを行いました。2人とも守備に対して意欲的に取り組んでくれていてすごくうれしいです。動きも見るたびに良くなっているので今後もできる時に一緒に取り組んでいきたいと思います。僕のステップ練習では前回と同様に自分の持っている時間をどう減らすかというテーマで取り組みました。取ったときにはトップに入っているような感覚で取り組んでいます。グラウンドでは手投げとノックを行いました。今回は動画を載せました。工藤コーチ、お願いします。力んでバットが出づらい部分や窮屈な所があったので高橋周平選手の動画で見ていて脱力感がすごくいいなと思い僕も取り入れることにしました。バットを少し投手側に向けてタイミングを取ることにしてみました。すごくタイミングを取りやすくバットも出やすい感覚があって良かったと思います。そのことで、三崎にもアドバイスをもらいましたが投手側に入りすぎてバットが出てこなくなることがないように気をつけます。その他についてはこの期間で一番良い感覚で打てて打球もよかったです。気になるところをお願いします。

以前の監督に添付していただいたイチロー選手のトヨタ自動車の新入社員に向けたメッセージの動画があったと思います。そこでその年の打撃成績が良くてもフォームを変えるということを言っていました。変化を恐れないということだと思います。王貞治さんも同じようなことを言っていました。「勝っている時こそ、変化が必要なんだ」「生き物は守りに入った時が一番弱い時だ」と言っていました。その言葉を見た時イチロー選手もそのようなことを言っていたのを思い出し一流の選手、成功する人はそういう共通点があるのかなと感じました。野球人として、この2人が言っていたら間違いないなと感じました。そのチャレンジする心を常に持ちやっていこうと思います。

5/4 工藤コーチ
こんにちは。動画撮影ありがとう。確認しました。福島の気にしていたヘッドの入り具合は、特に問題がないと思います。しっかりとトップをつくった時に間ができています。前にヘッドを倒してタイミングをとると、トップをつくるのが遅れることが多いのでそこだけ注意してください。全体的に緑多同様に最初の投稿時よりもスイングが安定して形になってきたような気がします。このように様々なことを試しながら、取捨選択していくことが試行錯誤といえるのではないでしょうか。まだまだ実戦での感覚や成果がないのでこれからですが、この取り組みを他の選手も参考にしてもらいたいですね。特に2年生…これだけClassiの投稿を継続しているにも関わらず、いつになっても情報発信や、問題提起が無い2年生が多すぎます。これで休校が明けてスタッフ、選手間での意思疎通はできるのでしょうか?休校前の自分と良い意味で変化は出来ていますか?今まで前に出てこられなかった選手は休校が明けたら誰よりも良いスタートダッシュをする準備はできていますか?

スタッフ、選手の印象は変えることができていますか?「俺はそういうキャラじゃないから」「俺なんかが前にでる立場じゃないから」と言って躊躇していないですか?私はそのような選手が日々向上していけるとは思えません。質問ではなくても、自分の考えや意見をClassiを通して発信していくことはできるのではないでしょうか。顔が見えない現状だからこそ自らの発信を増やしていかなければ、何を考えているかこちらは全くわかりません。いくらでもできる環境はあるはずです。松村が毎日監督に質問をしていたり、高木や緑多が打撃に取り組んでいたり、明らかに3年生の方が切羽詰まっている感じが、顔を見なくてもClassiからでさえ伝わってきます。

先日の有本の投稿でも「走塁に関して他の選手に負けたくない」と文章にしていました。有本は体重も頑張って増やして、やっと60kgにも到達したことがエーアンの投稿からも確認ができて、努力していることが伝わってきます。だからこそ上記のような言葉になったのだと繋げられることができます。残念なことに今はこのように文章にしなければ自分の意思を伝えることができません。「俺はこんな事を頑張っている」「こんなことを変えようとしている」ということを、もっと発信するべきではないでしょうか。適当で投げやりな文章、言葉ではなく、相手を思い考えた中で発信してください。今を懸命に過ごすことに学年は関係ないと思います。福島の質問に対する答えからは逸れてしまいましたが、今まで福島が守備のことをメインで考えていたのに、この休校期間で打撃に興味を持って努力してくれていることが、凄く伝わってきたので言わせてもらいました。もう一度チームとして考えてみてはどうでしょうか。

5/7 福島
おはようございます。前回の投稿日からは腰の調子が悪く、はまっていない感じがして力が入りませんでした。なので打撃練習は行えませんでした。ですが、今まで撮ってきた動画がたくさんあるので今までの過程がどうだったのかというのを見ました。何もしないというのはマイナスになるので何か練習をしなくてもできることがあるかなと思いその動画視聴を選択しました。今のフォームに比べると最初の頃は肩に余計な力が入りバットが上手く出せていない感じがしました。それは工藤コーチがアドバイスしてくれたことで指摘されてから意識するようになり改善することができたと思います。また自分にあった脱力できる構えの位置を色々な選手の動画を見て探すことができました。またそれを調べたことによってバットを少し投手側に入れてタイミングを取る方法を見つけることもできました。あまりバッティングは好きではありませんでしたが、今は手投げなどをしているととても楽しく感じます。それはなぜかというと自分で知りたいなと思い色々な人にアドバイスをもらいそれを参考にし自分に合ったものを探して身につけたフォームで良い打球が出たり感覚が良いととても嬉しいです。研究すると奥が深くとても面白いです。なのでこれからも自分から知っている人に寄っていき知識を増やして自分でも勉強しより良いものを身につけたいと思います。今日は動画を載せることができませんでしたが次回は載せられるようにしますのでまた見ていただけるとありがたいです。

守備はキャッチングとハンドリングはできたのでやりました。キャッチングは被せてしまう癖があるので脱力し下からという意識で取り組みました。以前よりは良くなったと思います。ハンドリングについては、捕手は外野からの送球を取りきれないということが多々あったので、カバーできるように低い送球を思い切ってしてもらうために上手くなりたいです。一昨日と昨日で整骨院に行き腰の治療を行いました。無理なストレッチをすると一時的に突発的な痛みが出たりするそうです。腰が抜けている感じになっていたのは背骨が良い位置にはまっていなく前と後ろのバランスが悪いためそうなっていたそうです。様子を見ながら練習していきます。甲斐選手の動画を見ていて、バンドの時の配球の話をしていました。バントが予想される時の配球はバッターのバントのスタイルによって変えていると言っていました。ピッチャー前でも打球を殺す方法とコースを狙う方法の2つのタイプがあってそれによって配球を変えているそうです。また小さい曲がりの変化が有効になってくると言っていました。偵察の際にバントはどういうタイプなのかというのも気にしようと思いました。

“好きは全てに勝る”川崎宗則選手は大の野球好きです。好きは全てに勝るという考え方で、エラーしたり打てなくても、ベンチスタートでも、スタンドで応援でも、好きな野球の一部だからと言い下を向かずに前向きに頑張っていたそうです。すごく良い言葉だと思いました。そういった考え方ができれば、切り替えも早く出来ると思います。僕たちも“好きは全てに勝る”と言えるような行動や気持ちの持ち方ができればいいなと思います。

スタッフの方々へ 現在、守備グループでは試合前の効率の良いシートノックについて研究しています。今までより取る回数投げる回数を増やすためにどうするかを考えています。またバント処理を入れたり、オールファーストやゲッツーの際にファースが捕球して終わるのではなくボールを回すことやさまざまな案が出ています。改善する必要があると思うのでこのようなことをしていますが、スタッフの方々は今までの試合前のシートノックのやり方についてどう考えていますか?何かプラスした方が良いことやこうした方が良いと思うことがあればぜひ教えてもらいたいです。よろしくお願いします。

5/7 平田監督
福島へ 質問ありがとう。試合前のシートノックについて。まず、何のために試合前にシートノックをやるのか?秋や春の大会では10分間、夏の大会では7分間という時間で何を求めるか。最大値は、試合中にミスをしない為に、どのようなグラウンドコンディションなのか、球場形態、雰囲気、バウンドの弾み方や、ファールグラウンドの広さなど、様々な試合前に確認しておきたいことを経験しておくという意味合いがあります。また、よく0回の守備という言い方をして、もう試合は始まっているという感覚を持ってもらいたいと。ここを起点に考えると、目を慣らすとか、アップ程度という軽い感じには絶対になりません。試合はもう始まっているという事を考えていくと、今のシートノックもまだありきたりなどこのチームでもできるものでしかないなと思ってしまいます。

どうすれば、試合と直結できるか。シートノックの最中にスタンドにきた観客が「もう試合が始まっているんじゃないか」と思わせることができる雰囲気や空気感をどう出すか?ここは、体の中からです。「気」によるところが大きいと思います。普段のシートノックの「2枚目」の選手がシャドーしますが、ボールが来ないから腰が高くなったり、ただ後ろで軽くやっている姿が多く見えます。ここから変えないと、試合前のシートノックはやっていても質は上がりません。試合と同じという形のノックにしたいと思っています。考えてください。

取材・文/mediba編集部

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