遊んで稼げる要素も!Play-to-Earnが実装された新感覚のマルチハンティングゲーム『SKY FRONTIER Fantasy Battle』開発秘話を聞く【PR】

05/17 10:05 au Webポータル


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目次

Play-to-Earn (※1)要素を取り入れたオンラインPRGとして開発中の『SKY FRONTIER Fantasy Battle』。日本ではまだ珍しいブロックチェーン技術(※2)を使ったこの新作ゲームの開発者たちに、medibaのゲーム事業でプロデューサー・ディレクターなどを担当しており、自身もゲーム好きな齋田が切り込んだ。

※1…「ゲームで遊んで稼ぐ」概念
※2…取引履歴(ブロック)を暗号技術によって1本の鎖のようにつないで記録し、データの破壊や改ざんを極めて難しくしたデジタル技術のこと


※記事中の内容や画像は、開発中につき変更される場合があります。
※写真撮影時以外はマスクを着用し、換気等の感染症対策を徹底したうえで取材を実施しています。

迫力満点のハンティングゲーム

左からBIGBANG村上氏、BIGBANG北川氏、mediba齋田

齋田:オープニングムービーを観させてもらいましたが、釣っているところしかわからないじゃないですか! いったいどんなゲームなんですか?

SKY FRONTIER FANTASY BATTLE 1st PV (スカイフロンティア) YouTube

北川:いや、じつは本作の原点は『釣りゲーム』だったんですよ。2〜3年前に、とある会社さんから「ブロックチェーンゲームを作りませんか?」というお話をいただいて、新しくプラットフォームを作って、ブロックチェーンゲームをリリースしたいという話があったのです。そのときに最初に出せて、かつ長く遊んでもらえるジャンルってなんだろうなってなった時に、釣りゲームで行こうとなりました。釣りゲームってプラットフォームが生まれたときに、必ず最初に出てくるものじゃないですか。

齋田:たしかに、日本のスマホ以前、ガラケーも含むモバイルゲームの歴史を語る上で釣りゲームは外せないものでしたね。

北川:そこから紆余曲折ありまして、RPGっぽい形になってきたのですが、初期案の釣り要素も残っているという感じです。

齋田:なるほど、そういうことでしたか。まずはそこの謎を解いておきたかったです。

北川:実際に釣りの要素自体もゲーム内にありますので、釣りもバトルもするということで。

齋田:いまのメインはバトルなんですか?

村上:はい、基本はバトルがメインになりまして、倒した時の演出に「釣り上げる」みたいなシーンは入ってくると思います。輸送用の船もあったりします。「主」と呼ばれるターゲットは最大で800メートルくらいのサイズ感です。

実際にゲーム内で使用される飛空艇は大体40メートルくらいのサイズ感なので、飛空艇から「主」を見ると相当巨大な姿が見えますね。なので、かなり迫力のあるバトルを提供できると思っています。

齋田:確かに釣りも捕鯨のような規模になると、それこそバトルみたいな雰囲気を感じます。ゲームの流れをもう少し詳しく教えてください。

村上:まずは飛空艇を選ぶというのが第一ですね、飛空艇にはそれぞれ搭乗枠があって、飛空艇によって搭乗員数が変わります。搭乗員が多ければ多いほど戦闘時のステータスが高くなり、使えるスキルが増えてくるので、より巨大な船を手に入れて、搭乗員をボスに合わせて乗せて、出港してボスを倒すことが基本的な流れになります。

例えて言うと、カードバトルのデッキのようなものがあって、デッキの構成をボスにあわせて使って3Dのバトルをするっていうイメージですね。

齋田:バトルはオート?それとも手動でアクションなどの要素が入るんですか?

村上:自分で飛空艇を操作する必要があるので手動操作です。アクション要素もある程度入ります。スキルをどのタイミングで使うかはユーザーに委ねられますし、ターゲット自体はオートなのですが、一部のスキルには手動で狙いをつけるものもあります。

「主」は機械と融合しているという設定があって体の一部に機械が入っています。機械の部分を攻撃しても固いのでダメージが通りにくく、生身の部分に弱点が設定されています。そこを狙うとダメージが通りやすいので、狙いをつけるスキルをうまく生身の部分に当てることで効率的にダメージを与え、部位破壊のようなことができます。

齋田:そこがアクション要素なんですね。いわゆる的の真ん中を狙う部位破壊みたいな。

村上:そうですね。FPSでいうエイムをつけるイメージでいいと思います。

齋田:一人で遊ぶのはなるほどなと思うんですけど、みんなで遊んだりもする中に、PvP(※3)はどう絡んできますか?
※3…Person Versus Person またはPlayer Versus Playerの略。プレイヤー同士がゲームをすること

村上:PvPに関して言いますと、実際に人が乗っている船を攻撃することはないのですけど、例えば妨害ですとかそういった要素はあって、同じフィールドに何人も入り、「主」が何体も出てくるので、出てきた「主」を倒していくことによってポイントが加算されていく仕組みになっています。
どこで妨害を仕掛けるか、どういった順番で「主」を倒していくかなど戦略的な部分が問われる遊び方にしてあります。

齋田:それは遊ぶ以外にも、それを観たり真似したりしても楽しそうですね。昨今はゲーム実況やeスポーツなどに代表されるライブの部分もゲームの要素として重要になっていて、僕らインフラやプラットフォーム側も注目していますが、そういった観点でも可能性を感じます。

ヴィジュアルへのコダワリ

村上:どうしても空の世界で浮島がある世界観だとグラブルさん(Cygames社『グランブルーファンタジー』)を思い浮かべてしまうと思うのですが、最初の釣りの企画のプロット段階で火山や雲の上で普段釣れないものを釣るっていうのがコンセプトにあったんです。

そのなかで「一番きれいなビジュアルは何か」となったときに、雲海、空の上だよね、と。ただ、雲海を表現する方法って難しいんですよ。水と一緒で流動的なものなので。

雲の表現についてはフライトシミュレーター系のゲームを参考にして作っています。世界観的に『グラブル』に寄っているけど、見せ方に関しては絶対に寄せないようにやろうというところで色々と試行錯誤しています。

齋田:そういうビジュアルのコダワリ、オリジナリティを出すところで具体的な話はありますか?

村上:キャラクターの3D表現は特徴的になると思っています。トゥーン系のグラフィックとリアル系の合いの子を作ろうとしていて、ここら辺の表現は今のところ他のゲームではなかなかないかなと思いますので。

全世界に向けて配信しますので、日本でも世界でも受け入れられるために「セルルックだけどリアル感を出す」というような作り方をしようと思っています。

齋田:その挑戦的な画作りには、外部のクリエイターとかスタジオが入ったりしているんですか?

北川:3D関連で有名なスタジオさんの力を借りています。社内にも3Dアートのさまざまな実績を持った人たちがおりますので、クオリティが高いものを提供できるかなと思っています。
齋田:音楽に関してもお伺いしたいです。アーティストやスタッフの構成はどうなんでしょうか?

村上:サウンドディレクターにゲーム、CM、アイドルへの楽曲提供など幅広くやられてるベテランといちから楽曲を作っています。主題歌もYouTubeのチャンネル登録者数80万人超え、動画も数千万回や数百万回再生の動画を多数持っているアーティストさんを起用してますので、ここら辺も楽しみにお待ちいただければと思います。

投資家にもゲーマー層にも響くものに

齋田:ゲームとしても新しく挑戦的ですが、そこに敢えてNFT(※4)、ブロックチェーンの要素を入れていく意図も知りたいです。
※4…Non-Fungible Tokenの略。変えが効かない、唯一無二のトークンのこと。トークンは、ブロックチェーン技術を使用して発行した暗号資産の総称

北川:いまあるブロックチェーンゲームというのは、多くは投資家たちが行うものになっています。ですから、ゲームとしてのクオリティやいわゆるゲーム性が置いていかれてるところがあるんですよね。取引額が高かったりとかで、一攫千金の夢があったり話題性はありますが。

齋田:ゲームはゲームでもマネーゲームって感じですよね。

北川:ゲームとしておもしろくないからゲームユーザーが入ってこなかったり、課金ハードルが高くて入ってこなかったりというのがあるんですが、それでは広がりが望めない。

我々は投資家だけでなくゲームユーザーや一般の方達にも遊んでいただけるよう、ゲームの部分はちゃんとゲームとしてしっかり作っていこうとしています。

NFT要素はどちらにも向けたものですが、これがないと遊んで稼げるっていうところの大きな夢を叶えることが難しいと思うので。

齋田:新規性や話題性がないと、事業として生き残れない時代なのでそこはわかります。ただやっぱりゲーム好きとしてはゲーム自体にこだわりがあるところも欲しいと思います。

村上:正直、NFT要素を入れたからゲームが格段におもしろくなるということはないと思います。人によってはマイナスに捉える方もいると思います。一攫千金の夢を見るというところでの、入り口として用意しているようなものです。ただ、競技性や射幸性を増すことでゲームに熱中していただけるというところでは副次要素として出てきます。

齋田:お金が掛かるとより必死になるのは間違いないでしょうね。となると、やっぱりPay-to-Winの要素はある?

村上:Pay-to-Winの要素はどうしても入ってきてしまいますね。競技性と自己顕示欲を満たせるようなゲームであればPvPがメインだったり、建築がメインだったりするアバターや建築物などいわゆる見た目的なところだけでも勝負が出来ますが、RPGのような対Enemyのバトルがメインになってくると、そこで使えなければ価値を見出せないと思います。ただし、それを持っていないと戦えないという仕組みではありません。レンタルという要素が入っていますので、NFTを他の人から借りて自分のプレイに反映させることができるため、NFTを持っていなくても所持できる手段は存在している形です。

齋田:それは面白いですね。資産家が証券会社などに運用を頼む話みたいですね。ユーザーからすると遊びたくてもお金がない人たちもいるから利害が一致するような気がしています。

北川:投資家とゲームプレイヤーを繋ぐ架け橋といった感じですね。飛空艇やキャラクターを借りることによってクリアしやすくなるので、プレイに詰まったらNFTを借りるとかそういったことも起こるのかなと思っています。
齋田:言ってみれば RMT(※5)とか、育成代行みたいなものをゲームに取り込んだ公認の機能として、殺伐としたPay-to-Winにならないように考えていると。
※5…Real Money Tradeの略。ゲーム内のマネーやアイテムなどを現実のお金と交換すること

村上:そうです。単純に運営側の都合で「RMTは悪だ」みたいな植え付けがされていますが、ブロックチェーンでやることによって不正があればすぐわかるわけです。

それがあることで「ユーザー間で好きに取引していいよ」というのをこちらから提供していくというのがこれからの主流になっていくと思います。

齋田:なるほど。管理できないからアンフェアになっちゃうのであって、ブロックチェーン技術で管理できるならフェアになって、より面白さも増すのではと。これは可能性を感じますね。

ゲーム内NFTプレセールとは?

齋田:ところでNFTプレセールというのはなんですか? ゲームが出てないのに先に売るっていうことが、ちょっとわからないのでそこもお聞きしたかったんですけど。

村上:多分投資家の目線に立たないと一生わかることがないんだと思います。

齋田:新しいプロモーションや楽しみ方の形なんでしょうか。

村上:ゲームが出る前にゲーム内で使えるアイテムなどを販売します。いわゆる先行者メリットがたつわけですね。プロジェクトを純粋に応援したい人や新しいもの好きで投資する人たちがセールに参加してきます。手に入れたNFTは、ゲーム内外で取引ができるものですから、セールでしか買えなかったものがあると、コレクション欲を満たしたい人や、見た目装備であれば、それを装備したい人などに需要が出て、ゲーム内で価値が急に上がっていく可能性もあります。セールで手に入れた額より高値で取引されるケースも多く出てくるわけです。その差分が利益となるため、投資家はセールに参加して、未来の一攫千金の夢を買っていくわけですね。
齋田:事前登録とクラウドファンディングを合わせた「事前登録2.0」みたいなことが始まりつつあるわけですね。凄い! 市場や業界が迎えつつある新たな局面に僕らも立ち会っている気がしてきました。

村上:今後もセールの第二弾としてセカンドセールが控えています。5月中に行う予定ですが、目玉はプレセールで出した飛空艇と同じくらいの価値になる飛空艇が登場します。飛空艇は手に入る確率や方法が少ないことから希少価値が高く設定されていますので、手に入れてくださると嬉しいですね

ゲームが趣味の人はもちろん、ゲームで稼ぎたい人もそれぞれ楽しむことができる『SKY FRONTIER Fantasy Battle』。気になる発売日ですが、まだ少し先になるとのこと…!開発状況を公式Twitterでチェックして、楽しみにお待ちください!


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聞き手:齋田 友徳
ハドソン、スクウェア・エニックス、ヤフーを経て2018年から現職。KDDIグループでのゲーム関連サービスのプロデューサーやディレクターなどを担当。

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