【連載】大人のための学び直し! ひらがなレッスン - 第10回「わ行」

02/18 11:00 au Webポータル

手書き文字がうまく書けない。でもペン習字帳を買って練習する気にはなれないし、そんな時間もない……。そんなモヤモヤを抱えている大人のみなさん!

どこか1カ所だけ気をつければ字がきれいに見える、そんなコツがあるなら知りたいと思いませんか?

日本語のキホン「ひらがな」がきれいに書けるようになるワンポイントを、書家・エッセイストとして活躍されている清水 恵(しみず けい)先生に教えていただくこのコラム。

連載もいよいよ最終回。第10回目の今回は、「わ行」のひらがなを書くときのワンポイントをご紹介します。

ひらがなワンポイントレッスン

「わ」あっと大きく書こう!

「わ」は、1画目に絡ませる線に力をためておいて、大きく輪を描くように! 1画目はそれを支えられるだけの強靱(きょうじん)な線で。大きく書くとかっこいいひらがな。

「を」はその音のイメージで書く!

「を」は、「WO」。「お」の「O」とはもともと音が違う。「WO」のイメージで息長くペンを運んであげると大成功! ただ、左端はそろえてね。

「ん」って息をためて!

「ん」は、直線を45度で引いて「ん」と息をためて軽く抜く! 「ポン!」なんて跳ね上げると、字がはじけてかっこ悪くなるよ。

レッスンを終えて

本コラムでは、全10回にわたってひらがなの書き方のコツをご紹介してきました。

ふせんにちょっとしたメッセージを書くときや、ホワイトボードにメモするときなど、たった1カ所気をつけるだけで違いが実感できると思います。ぜひ、日常生活で実践してみてくださいね。

執筆者

清水 恵(しみず・けい)

清水 恵(しみず・けい)
東京書道会、毎日書道会の審査会員、会員を経て、文字の幅広い可能性を追究しようと、書壇を離れてキャレモジに所属。インテリア書、筆文字ロゴも数多く手がける。文科省硬筆検定1級所持。手書き文化振興会主宰。著書に『美文字はあきらめなさい~自分らしく上達する10のコツ~』(白夜書房・刊)がある。

『美文字はあきらめなさい~自分らしく上達する10のコツ~』(白夜書房・刊)

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