印象的な「箱根駅伝ランナー」ランキング “4年連続区間賞”のレジェンドが1位に

24年1月2、3日に開催される「第100回 箱根駅伝(正式名称=東京箱根間往復大学駅伝競走)」。記念すべき節目の大会では、昨年の大会で上位に入ったシード校と、23年10月に行われた予選会の通過校の計17大学が健脚を競う。

テレビ中継の視聴率が、97回大会で往路復路平均32.3%を記録するなど、正月の風物詩として注目を集めてきた箱根駅伝。99回の歴史のなかで数々の名ランナーを輩出してきた。そこで本誌は、「箱根駅伝で印象に残っているランナー」に関するアンケートを実施。平成以降に箱根路を駆けた選手のうち、特に記憶に残っているランナーの名前と、その理由に関して調査した。もっとも多くの人々の記憶に刻まれているランナーははたして――。

第3位にランクインしたのは渡辺康幸(早稲田大学、93~96年)。92年4月に鳴り物入りで早稲田大学に入学すると、1年生にして箱根駅伝のエース区間とされる“花の2区”に起用された。3年時には2区で史上初となる1時間6分台をマーク。山梨学院大学の留学生ステファン・マヤカとのエース対決でも沸かせた。

《速かった。エースだった》
《早稲田で珍しくスーパーエースが誕生した》
《箱根駅伝を一番熱心に見ていた時代で、早大の渡辺選手が目立っていたから。選手としても監督としても活躍しているから》
《とにかく走っている姿が、かっこ良かったし速かった》

第2位に入ったのは神野大地(青山学院大学、13~16年)。「3代目 山の神」。3年生で初めて山の5区に配置されると、164cm、43kgという体格ながら坂道や強風をもろともせず山道を駆け抜け、見事区間新記録をマーク。大学史上初となる総合優勝の立役者となった。翌年も故障を乗り越えて5区に出場。青山学院大学を連覇を導いている。

《記憶にも記録にも残る走りをしていたから》
《小さい体で力強く走っていたから》
《山の神と呼ばれ、活躍が素晴らしかったことに加えて、名前まで「神」がつくところが出来すぎだから》
《走る姿が綺麗》
《スター性があった》

第1位は、「2代目 山の神」の柏原竜二(東洋大学、09~12年)。1年生から5区に起用されると、前を行く8校をごぼう抜き。5分近い差をひっくり返し、往路優勝のゴールテープを切った。4年生まで毎年5区を駆け抜け、いずれも区間賞、そのうち3回が区間新記録を更新するという異次元の活躍を見せた。

《デビュー時の強烈な山のぼりの印象》
《歯を食いしばるように全力で頑張っていた姿が印象的》
《猛烈なパワーを持つ「山の神」で、まさに鉄人と言えるような選手であった》
《山の神として期待され、またその期待に見事に応えるメンタルとフィジカルの強さがすごい》
《この頃からヒーロー選手がとりあげられ、ますます楽しめるようになったから》

記念すべき100回目の大会で、箱根路に新たな伝説を刻むのはどの大学のランナーだろうか。

ジャンルで探す