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須山晴貴19位で五輪代表権届かず涙「今の実力」 左膝手術からの完全復活ならず

<飛び込みW杯東京大会5日日>男子板飛び込み予選、6本目に臨む須山(撮影・会津 智海)

 ◇飛び込みW杯兼東京五輪最終予選(2021年5月5日 東京アクアティクスセンター)

 男子板飛び込み予選で須山晴貴(22=栃木県スポーツ協会)は385・15点の19位で敗退し、準決勝進出ラインの18位以上に与えられる五輪代表権にわずかに届かなかった。5本目を終えて18位と0・30点差の19位。最終6本目の5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)は入水が乱れ、得点が伸びなかった。最終結果は18位と4・35差。「そう簡単にはいかない。世界の壁は厚く、自分自身も弱いと思った。19番は19番。その1つの順位が今の実力」と涙した。

 昨年11月の練習中に左膝から“ゴリッ”と音がした。半月板を損傷して即手術。1カ月の入院を余儀なくされた。退院後も3カ月は患部を固定して過ごし、プールでの練習を再開できたのは今年3月。追い込むと激しい痛みに襲われるため、練習量は故障前の3分の1程度まで減った。起床後に痛みが出るなど日常生活にも支障が出る状態。十分なトレーニングを積めず、演技構成の難易度も本来よりも低くせざるを得なかった。

 予選は54人が出場。1人6本演技するため、総ダイブ数は計324本にもなる。約4時間に及ぶ長丁場の戦い。須山は体が冷えると、左膝に痛みが出るため演技と演技の間も、常に体を動かし続ける必要があった。「しんどい時期を過ごして何とかこの大会に間に合わせた。悔しいが、マイナスからのスタートでここまでやれたのは自信になる。結果は出なかったが、自分のことを誇りに思う」。単純比較はできないが、昨年2月のW杯代表選考会で記録した自己ベスト462・30は19年世界選手権5位相当のスコア。万全の状態なら世界でも十分に戦える能力があったが、ケガに泣いた。

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