井上尚弥が渡米 初のラスベガス&無観客も「楽しみの方が多い」「熱くさせるような試合を」

ラスベガスデビュー戦に向けて渡米した井上尚弥

 ボクシングのWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(27=大橋)が18日、父の真吾トレーナー(49)、弟で元WBC世界バンタム級暫定王者の拓真(24=大橋)らとともに渡米した。井上は10月31日(日本時間11月1日)に米国ネバダ州ラスベガスでWBA同級2位、IBF4位のジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)と対戦する。

 試合まで残り2週間。金色に染めた髪で羽田空港に姿を現した井上は「もう気持ちの面でも肉体的にも仕上がっている状態。向こうに行ってからの2週間は体の調子と気持ちによって練習の上げ下げはするけれど、あとは体重調整ですね」と調整に自信を示した。

 当初は4月にWBO同級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)と3団体統一戦を予定していたが、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となり、最終的には対戦相手もモロニーに変更になった。コロナ禍で海外からパートナーを呼ぶことはできなかったが、ジム内の選手と長い期間をかけてスパーリングを消化。モロニーの最新の試合(6月のレオナルド・バエス戦=7回終了TKO勝ち)をチェックするなど対策にも抜かりはない。

 「それを最近見て、また自信が深まりました。基本的には(18年の10月の)ロドリゲス戦をイメージしていろんなことを組み立てていたけれど、(バエス戦は)それとは少し違っていた。でも、テンポなどがロドリゲス戦よりも少し遅いかなと思ったぐらいで、特別大きな発見はないですよ」

 ボクシングの聖地と呼ばれるラスベガスでの初陣は初めての無観客試合。未知の部分も多いが、不安はない。「ロサンゼルスで試合して、グラスゴーでも試合して、海外での試合に関しては全くと言っていいほど不安はないですね。ただ、ホテルから出られない点がどうかなというぐらい。全体的に見れば楽しみの方が多いですよ」と言い切った。

 昨年の年間最高試合に選ばれた11月のノニト・ドネア(フィリピン)戦以来1年ぶりの試合。井上は「ファンの人たちも待ち遠しかったと思うので、皆さんの気持ちをドネア戦のように再び熱くさせるような試合をします。テレビを見ている人たちが熱狂するような試合を見せます」と約束した。

 試合は日本時間11月1日午前10時30分からWOWOWプライムで生中継される。

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