明大も開幕3連勝 寮真向かいの日大でクラスター発生で「気が引き締まった」

<明大・筑波大>後半26分、認定トライに沸く片倉(中央)ら明大フィフティーン(撮影・吉田 剛)

 ◇ラグビー関東大学対抗戦Aグループ 明大33―17筑波大(2020年10月18日 熊谷ラグビー場)

 中盤まで接戦となったゲームで明大が底力を発揮し、早大、帝京大と並び開幕3連勝で勝ち点15とした。筑波大は健闘及ばず敗れ、1勝2敗となった。

 激しいタックル、厳しい接点でのプレッシャーを受けた明大は、前半5分に先制しながらも一時は逆転され、ゲーム中盤は膠着(こうちゃく)状態に。苦戦に追い打ちを掛けたのが後半13分のCTB森(4年)のシンビン。試合の流れが相手に傾きかねなかったが、「シンビンが出た時の方がいいディフェンスができた」とNo・8箸本主将(4年)。逆にここ一番の集中力で10分間を無失点で切り抜けると、15人に戻った直後の同26分に得意のモール攻撃で認定トライ。すぐに1本返されたものの、終了間際にも1トライを追加し逃げ切った。

 コロナ禍での今年度は開幕から2試合が自軍グラウンド開催だったため無観客試合。昨年のW杯の会場でもあった熊谷で、初の有観客試合を終えた田中澄憲監督は「今季初のスタジアムで、独特の緊張感や楽しみがあった」と振り返った。試合内容についても「今季初めてタフな試合を経験できた」と納得顔。箸本も「点差は広げられなかったが、いい試合ができた。勝ち切れたのがいい経験」と話した。

 週の始めには東京都世田谷区八幡山の寮と道一本をはさんだだけの日大の施設で、新型コロナのクラスターが発生。活動再開時から八幡山エリアを出ない、公共交通機関を使わないなど、厳しい行動制限を設けていたチーム内にも衝撃が走った。「(寮の)近くによく行くコンビニがあるが、行かないようにした」という箸本は、「気は引き締まったが、これ以上は厳しくできないほど(行動制限を)やっているので、これ以上は(制限強化は)しない」と話した。

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