貴ノ岩 現役引退を表明「弟弟子に手を上げてつらい思いをさせた」前師匠の元貴乃花親方への思いも

大相撲の東前頭6枚目・貴ノ岩(28=千賀ノ浦部屋)が7日、東京都台東区の同部屋で会見し、現役引退を表明した。

<貴ノ岩引退会見>引退届を提出し受理され会見に臨む貴ノ岩(撮影・会津 智海)

貴ノ岩は、千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)とともに冒頭の10秒間頭を下げ、「深く反省し、責任を取って本日をもって貴ノ岩義司は現役を引退させていただきます」と表明。「本当に申し訳ありません。弟弟子に手を上げてつらい思いをさせた」と語った。また、前師匠・元貴乃花親方への思いを聞かれると「感謝の気持ちと迷惑をかけて申し訳ないと両方あります」と言葉を詰まらせた。

貴ノ岩は4日夜に巡業で訪れた福岡県行橋市の宿舎で、付け人の三段目・貴大将が忘れ物の言い訳をしたとの理由で顔面を素手で4、5発殴った。翌5日朝、貴大将は巡業会場に貴ノ岩の荷物を置いて現場から姿を消していたが、関係者に諭され戻った。その後、騒ぎが巡業先で広がり協会関係者から事情を聞かれ貴ノ岩の暴行が発覚した。この日午後、師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)と協会を訪れ、危機管理委員会の高野利雄委員長らの聴取を受けた。その席で引退の意向を伝え、その後八角理事長(元横綱・北勝海)にも会って、引退を申し出たという。芝田山広報部長は「本人が今回のことで責任を痛感し、理事長に伝えた。理事長は“本当にそれでいいのか”と確認したが、本人の強い意向があったので受理した」と説明した。

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