錦織に快勝も怒れるジョコビッチ 主審判定に「フェアじゃない」

◇テニス・ウィンブルドン選手権男子シングルス準々決勝 錦織1―3ジョコビッチ(2018年7月11日 英ロンドン・オールドイングランド・クラブ)

4強入りを決め、試合後に錦織(右)と健闘を称え合うジョコビッチ(AP)

錦織を下して3年ぶりの準決勝進出を決めたジョコビッチは「第3セットの途中までは五分五分。そこからどうにかギアを上げて、いい形で試合を終わらせられた」と試合内容には満足げだった。長期欠場、右肘の手術を乗り越えての4強入りとあって「過去の自分をコピーはできない。でも今の自分のプレーレベルは悪くないと思っている」と世界1位にいた頃の自信を取り戻しつつある。

ただし、この日は勝敗とは別のところで腹の虫が治まらなかった。第2セットでラケットをこつんと投げた行為が「コートを傷つけた」として警告を受けた。主審にクレームをつけるもイライラは収まらず、直後のゲームをブレークされた。

さらに第4セットで錦織が同じようにした時は今度はおとがめなし。その場で主審に「ダブルスタンダードだな」と文句をつけたジョコビッチ。試合後の会見でも「ラケットがコートに触れた程度なのに、主審は“傷つけた”と言う。錦織が同じことをしても彼は見てないと言い張った。どうしてか自分の時はいつも見てるんだ。フェアじゃないね」と批判した。

今大会は地元英国のエドムンドとの3回戦でも観客の態度に注文をつけるなど、随所で怒りを発散している。不振の時はさばさばしすぎていた雰囲気もあっただけに、怒れるジョコビッチの復活はかつての闘争心が戻ってきた証とも言えそうだ。

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