五輪近代五種の新競技「オブスタクルスポーツ」、きょう初の日本選手権…「SASUKE」ヒントに誕生

 2028年のロサンゼルス五輪で採用される障害物レース「オブスタクルスポーツ」の日本選手権が13日に初開催されるのを前に、参加予定の選手らが12日、徳島県吉野川市の会場でコースの感触を確かめた。

大会に向けて練習する選手たち(吉野川市で)

 オブスタクルは英語で障害物の意味で、様々な障害物を突破してタイムを競うスポーツ。テレビ番組「SASUKE」などをヒントに生まれ、28年ロス五輪から近代五種競技の一つとして馬術の代わりに採用される。

 同市には4月、国内初となる常設公認コースが完成。全長100メートルで、ぶら下がって腕の力で進む「モンキーバー」や高さ4メートルの壁「フィニッシュウォール」など12の障害物がある。

 大会には約80人が参加予定で、主催する日本オブスタクルスポーツ協会は「他の競技をしている人でも挑戦でき、子どもから年配者まで幅広く親しめる。大会を通じて多くの人に魅力を知ってほしい」としている。

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