レース当日などに施設でスマホ使い外部と通信、藤田菜七子騎手「複数回持ち込んだ」…騎乗停止に

騎乗停止処分を受けた藤田騎手

 日本中央競馬会(JRA)は10日、藤田菜七子騎手(27)(美浦)が公正確保のためにレース当日などに入る宿泊施設の自室で、スマートフォンを使用して外部と通信していたと発表した。本人は「昨年4月頃まで複数回持ち込んだ」と説明しており、JRAは裁定委員会で処分を決めるまで騎乗停止とする。

 同様の宿泊施設での不適切なスマホ使用を巡って、JRA若手騎手の騎乗停止処分が多発しており、昨年5月に6人が30日間、今年7月に1人が9か月間の処分を受けた。今月7日にも20歳代前半の2人の使用も発覚し、今後、同委員会で処分が下される。JRAは厳格な再発防止策を検討する考え。

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