2度目の防衛に挑む中谷潤人、サウスポー相手に「また違う強さお見せできたら」…WBCバンタム級タイトル戦

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトル戦(10月14日・東京有明アリーナ)で2度目の防衛に挑む王者の中谷潤人(M・T)が9月30日、神奈川県相模原市内のジムで練習を公開した。

サンドバッグ打ちで、パンチを打ち込む中谷潤人

 同じ日に防衛戦を行う、仲の良い世界ボクシング機構(WBO)フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(米)と一緒に練習を披露。シャドーボクシングとサンドバッグ打ちを軽く行い、汗を流した。

2度目の防衛戦に臨む中谷潤人

 中谷の相手は同級1位のペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)。2018年に現世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者の井上拓真(大橋)に判定負けを喫しているが、70戦を超す豊富なキャリアを誇る好戦的なサウスポー。同じサウスポーの中谷は、「ファイターでガンガン前に来る選手という印象」とみている。

 最近は右構えの選手との対戦が続いただけに、サウスポー対策は十分、積んできたという。「サウスポーは久々。また違う中谷潤人の強さをお見せできたら」と自信を示し、「統一戦に向けてといったところは常に持っている。そういったところでもアピールできるように、次の相手にしっかり集中して頑張っていきたい」と、将来的なビッグマッチへの意気込みも明かした。

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