元関脇の妙義龍ら引退会見、「ケガに負けない力士を育てたい」…碧山は「春日野親方のおかげ」

引退の記者会見で花束を受け取る妙義龍

 大相撲秋場所後に現役を引退した、ともに元関脇の妙義龍(37)(境川部屋)と碧山(38)(春日野部屋)が26日、両国国技館で引退の記者会見に臨んだ。

 6度の技能賞を獲得するなど活躍した妙義龍は「スピード感や柔らかさなど、自分の相撲が取れなくなった」と決断理由を説明。新十両の場所で左膝に大ケガを負うなど、故障にも苦しんだ力士人生。年寄「振分」として後進の指導に当たる今後に向け、「ケガに負けない強い精神力を持った力士を育てたい」と語った。

 ブルガリア出身で年寄「岩友」を襲名した碧山は、「力が落ち、教えてもらった相撲が取れなくなった」。元幕内久島海が師匠を務めていた当時の田子ノ浦部屋に入門し、師匠の急逝に伴い、春日野部屋に移籍。稽古相手にも恵まれて上位キラーとしても活躍し、「ここまで来られたのは春日野親方(元関脇栃乃和歌)のおかげ」と話した。

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